昨日のつづきです。


クリーンルームでやり過ごす副作用はこれまでになく、孤独感満載でした。


なんて言えば良いのか…説明が難しいけど
真っ白で殺風景  無機質な部屋は、
自分に起きている症状に注視して、向かい合うには心を闇に持って行かれそうな魔力があるというか…


それこそ今回は5日間のシタラビン投与だから、副作用が抜けさえすれば終わる。
我慢できるし、やり過ごせそうだと。


ただ移植に向けて自信をつけることはできなかった。
前処置で1週間、移植して生着までに数週間。
2〜3ヶ月クリーンルームに居る場合もある。


耐えられないかもしれない…


治療を開始して初めて壁にぶち当たった感覚になりました。



1人で悩んでても解決しないと思い、主治医のバズ先生に相談しました。
「治療において最大の課題を見つけました。この部屋が苦手です」と。

外部から遮断されており、時間の感覚すらなくなり社会との繋がりが全くないことにストレスを感じてること。

人の声や物音がせず、気がまぎれる瞬間がないこと。

ただ抗がん剤の副作用が酷い時は、
知らずと眠りに落ちたりもするので、誰かにずっと居て欲しい訳じゃないこと。

むしろ来てくれているのに寝たり、ぐったりしてばかりいると申し訳ないので、1人で居る方が気楽な時もあること。



バズ先生は最後まで私の話を聞いてくれて、
移植には医療カウンセラーのチームが元々つく予定であることを教えてくれました。


その上で、私の場合は早めにチームで対応してみてはどうだろうか?と提案してくれ、それから心療内科にお世話になることになりました。


つづく