前回のBAMBOO Shootの練習から取り入れ始めたシュートフォームです。
実際の所、私が教えられていた打ち方とは違う考え方で、勉強中でもあります。

ただ、国内外のプロの3ポイントシューターは、この打ち方です。
今から身に付ければ、子供達にとって良い武器になる事は間違いありません‼️


私のイメージ的には、上体を反らすフェイドアウェイの逆で、下半身を前方に送り出してあげる感じです。
前に飛び出すのではなく、上に跳びながら足を前に出して身体を傾ける感じです。
【BEEF】
バスケットボールのシュートには、BEEFの原則というものがあります。良いシュートをうつための「コツ」のようなものです。

B バランス
E エルボー(ひじ)
E アイ(目)
F フォロースルー

この四つの要素がしっかりできていると、きれいなシュートになると言われていました。

Balance バランス

変な体勢でのシュートはダメ。しっかりとまって、しっかり踏み込んで、真上にジャンプし真下に着地。ジャンプしたときに体が流れてしまうのは、踏み込みが甘いから。体が前後左右にブレないように、しっかりストップする。

Elbow エルボー

肘はリングのほうを向いていたほうがいい。完全にまっすぐリングのほうに向いていたり、少しだけ開いていたり、選手によって様々ですが、大きくずれているのは修正したほうがいい。

Eye アイ

ボールをセットしたときに、両目でリングが見える位置にボールを構える。

Follow through フォロースルー

シュートをうったあとのフォロースルーを意識することで、ボールが指を離れる最後の最後までしっかりコントロールすることができます。シュートをした腕、指先が、リングのほうを向いているのが理想的。


【FOREST】
FORESTとはスリーポイントラインが出来た後のシュートフォームの考え方です。

F-Finger(follow through)指、フォロースルー
シュートをうった後の手の位置。
リリースフィンガーの大切さ
人によって、リリースフィンガーは違います。人差し指、フォーク(人差し指+中指)、中指、3フィンガー(人差し指、中指、薬指)リリースフィンガーは、自分が考えずに最後に離れていく指が最もあなたに合った、リリースフィンガーです。
又は4スタンス理論で分かれる場合もあります。
リリースと腕の伸び正確なシュートは、フォロースルーがどの位置にあるのかではなく、どこでリリースするかで決まります。
フォロースルーは、腕が伸びきった状態で手首、指と続きます。良いミスと悪いミスしっかりとしたリリースは、ボールをリングに真直ぐ届けます。違った指からリリースするとサイドに流れる可能性が高くなります。
悪いミスとはボールがサイドにブレる事。
良いミスは、ボールは真直ぐ、しかしショートしたり飛びすぎしてしまった時。
バックスピン
エアロダイナミック上、バックスピンをかけてもかけなくても空気や風がボールにかける影響はない。バックスピンよりも真っ直ぐにシュートする事に専念しましょう。いくらかっこいいバックスピンをかけてもボールが横にブレれば意味がありません。

O-Offhand オフハンド、ガイドハンド

オフハンド(ガイドハンド)は、シュートの中で最も重要な物です。 ガイドハンドはシュートをガイドするのはもちろんの事、一番重要なの役割は体のバランスを整えてくれます。
ガイドハンドの使い方は人それぞれです。人それぞれバランスが違います。
レジー・ミラーは、ユニークなオフハンドの使い方をしていました。シュート後の彼のオフハンドは、右側に行きフィニッシュがXの形になります。
あなたに合った形を探して下さい。
ガイドハンドが、シュートの手首より下になれば、良いバランスと良いガイドが出来ます。もしガイドハンドが、離れすぎたり下に落ちたりするとリリースハンドもその方向に引っ張られます。
リリースハンドが列車だとすると、ガイドハンドはレールだと思ってくれれば簡単だと思います。レールが左に行けば左に、右に行けば右に行きます。レールが真っ直ぐになるように何度も練習しましょう。
1960年から1980年後半まで高校生からプロは、シュート後ガイドハンドを上げたままにしていました。この時代のシューター達は、最高のバランスでシュートをしていました。
シュートリリースまではしっかりとガイドハンドを使っていましょう。


R-Rhythm(dip) リズム、ディップ



ディップとはパスを受け取った後に、一旦ボールを下に下げる動作をディップといいます。
パスを受け取ったときディップする事でいつものリズムで打てるのはもちろんの事、シュートの飛距離も伸びます。ディップは、大体腰から太ももの部分までボールを下ろしそのままシュートに持って行きます。
この一連の動きを流れる様に出来れば、力まず楽にシュートができるはずです。
子供又は、頭に構えてシュートをする癖の付いた人達にはこの一連の動きをするのは難しいです。
ジャンプをする時、腕を上に振り上げてジャンプするのと同じです。
ディップ後、ボールを上げる時は、必ず膝を伸ばしながらシュートしてください。ディップから上げる時に絶対に膝を曲げ無いようにしてください。
スウィープアンドスウェイなどの技術が出来なくなります。
※NBAのシューターもディップします。90%のパスは胸より上に来ます。そしてシュートに行く時は99%ディップします。1%は0.何秒しかない時のシュートはディップしません。ディップをする事で、正確さとスピードは遅くなりません。カリーは、ディップをしていてもシュートリリースまで0.4秒です。
レイ・アレンとジェレミー・リンは、膝近くまでディップしますが、ふたりともNBAではクイックシューターの二人です。ステファン・カリー、コービー、レブロンなどは腰部分まで下ろします。
多くのコーチがディップはシュートのスピードを遅くすると信じています。しかしここにあげた選手たちは、0.7秒以内にはシュートを打っています。ディップをしなければもっと早く打てるかも知れません。しかしその0.1秒早く打てるためにシュートが入らなくなる。あなたはどちらを選びますか?ディップは無駄な動きのひとつと考えるのか、リズムの一つと取るのかはあなた次第です。
ディップをしない時はパスが、太ももより下に来た時とプルアップジャンプシュートだけです。


E-Eyes 目



人にもよりますが、リングはそんなに集中して見なくてもいい。
バスケットボールは、ピストルやアーチェリーと違いスコープやサイトなど付いていません。
どうすればバスケットボールをスコープを付けた様にシュートできるのか。

FTF(フォロー ザ フィンガー)
 パスをもらう前からリングを見て、シュートリリース直前又は直後指からボールが筒の中を通ってリングに入っていくイメージを持つ。
もう一つは、ゴルフのパッティングの方法です。
ゴルフのパットは、グリーンに傾斜が付いている為穴を見るのではなく、穴と傾斜を考えて途中に目標を作ります。そこにあわせてボールをパッティングします。1秒以内にこの事をするのは、本当に難しいです。ボールを目標地点にあわせて飛ばせるようになれば、ジャンプシュートだけではなくフローターなどにも使えるようになります。イメージと練習で出来るようになります。
この方法で真っ直ぐにシュートできるようになれば、ブロックが来てもブロックを気にする事はなくなります。NBAシューター達の目たくさんの素晴らしいシューター達は、リングではなくボールの軌道を目で追っています。数年前NBAオールスターでレイ・アレンとスティーブ・ナッシュが二人とも軌道を追っていると言いました。他にもラリー・バード、マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、ダーク・ノビッツキー、レジー・ミラー、ケビン・ラブ、ステファン・カリーが軌道を追っているそうです。
ニューヨークニックスのシューティングコーチはこう言ったそうです。
「ベストプレーヤー達は、ボールの軌道を追っているよ」。


S-Sweep and sway スウィープアンドスウェイ

ロングやミドルシュートの中で一番の間違いは真っ直ぐ上に飛ぶ事!
スウィープアンドスウェイをコーチ陣が理解しない事が多い。

生体力学と肩

良いシューターと悪いシューターの違いを探すのは簡単それはリリースです。
悪いシューターと素晴らしいシューターの違いは肩と首の緊張度にあります。
首の後ろと肩は生体力学では、真上真下のモーションでは力が入り、痙攣に近い状態になります。この痙攣が、パワーをなくしたり方向のぶれの原因になります。では膝を曲げれば??真上真下の動作をするのであれば同じことです。
スウィープアンドスウェイは昔からあった技術でしたが、誰もが取り上げることはありませんでした。それは、60年代70年代には3ポイントがなくペイントの近くからシュートをするのがほとんどでした。ペイントからのシュートは真上に飛んでのジャンプです。その人達がコーチになり教えたジャンプシュートが真上に飛ぶと言うことです。これが、当たり前となり、3ポイントを打つ時も真上に飛べという風になってしまったのです!
スウィープアンドスウェイは、ミドル、ロングレンジには必ず必要な技術です。
スウィープは、足を体の前にほうきの様に掃く。
体と頭はそのままの状態です。こうする事によりスウェイします。
ボクシングでパンチを後ろにのけぞってよける事をスウェイングと言います。そのスウェイです。しかしスウェイはそんなに意識する事はありません。
足のスウィープをする事で自然とスウェイします。
着地は必ず両足のつま先です。
肩幅=バランススタンスは嘘肩幅がバランスの取れたスタンスだと思っていませんか?リバウンドとシュートは違います。
シュート(スウィープアンドスウェイ)をする時は足の幅は胸幅!
肩幅にするとジャンプをする時、体に力が入ります。肩幅で何度もジャンプして肩幅で着地してみてください。力が入りませんか。
胸幅でジャンプしてみてください。簡単に続けてジャンプできると思います。
縄跳びをする時に肩幅スタンスで跳びませんよね?
肩幅にスタンスを取ればシュートも遅くなると言う事です。
胸幅スタンスにすればスウィープアンドスウェイも簡単に出来るます。
肩幅と言われると、自分が思っている以上に幅広になっています。
胸幅と言われると丁度よい肩幅になるはずです。





T-Turn ターン

シュートの時は体をリングに対して正対しろと教えられなかったでしょうか?
NBAのシューターを見ていると正対してシュートをする選手なんて一人もいません。
正対するのは、シューティングサイドの肩です!
体を正対して真っ直ぐ腕を上げてみてください。
その腕を正対したまま真っ直ぐにリングに合わせる事出来ますか?体を正対しても腕をリングの真ん中に合わせる事ができると言う人もいます。
腕曲がっていませんか?
そのまま打つと肩と首に力が入ります。
ターンの足のポジションは大体、右利きは、時計の大きい針が10時から10時半左利きは1時半から2時。しかし人によって角度は違ってきます。
自分でベストの角度を練習で探してください。

体を正対するというのどこから来たかと言うと。
1930年~1940年頃のバスケは両手で打っていました。
この時に体を正対しろとコーチ達は、教えていました。
そして1940年に一人の選手が初めてワンハンドシュートを使うようになりました。
しかしコーチ達は、ツーハンドシュートを教えていました。
しかし次第と選手もワンハンドに変わっていきました。
この選手たちは、ワンハンドシュートを教えた事がない為そのままツーハンドの形を教えてしまいました。シュートだけが進化をして、教える事の進化がなかったのです。