在日宇宙人 剛玉 知怠多在は、ふと深い瞑想に入りました。すると水晶のように心が透き通っていくのを感じます。
しかしその後急に心が苦しくなり、不調和な想念、記憶が突如吹き出してきたのです。
剛玉は急に自分が恐ろしくなりました。
これまで私はなんと酷い存在だったろう?!
果たしてどれだけ相手を思いやっただろうか
、人の優しさをどれだけ阻害してきたのか?
人の成功、幸せより全て自分の都合で相手をコントロールしてきたのではないか?
気に入らない、ムカつくだけの理由で、下手したら相手の一生すら潰しかねなかったのではないか?
心が水晶のように透き通れば透き通るほどいかに自分が闇の存在なのか?より鮮明に感じてしまうのでした。
しかし今更過ぎた事であり、どうしようもありません。時間が戻る訳ではありません。
もし私がもっと愛に満ちた思いやり溢れる存在であったならば?
今とは全然違う人生があったのでは?
するとそこに真の仏陀 ゴータマ シッダールタが現れたのです。 そして言いました。
あなたがどれだけ人に憎しみを与えてきたかではなく、与えられてきたかを考えなさい。
?剛玉はふと あれ?と思いましたが、
思い起こすと あの野郎 この野郎
結構些細な事でも今だに 叩き潰すぞ!
貴様!というような怒りが込み上げてきたのです。水晶のように透き通った状態だと怒りもまた鮮明になってしまいました(^_^;)
ゴータマは言いました。
これでチャラになりました。
剛玉は相反するような感情に挟まれ、少し不思議な気分です。
あなたが今日までの人生の中で、その地点から外れた事は一度もありません。
ただ振り子のごとくバランスをとってきただけなのです。
あなたが例え何してもその地点から外れる事は無いと知って下さい。
剛玉は思いました。 それが中道(中庸)か?
そしてこれまでとは少し違う自分がいる事に気付きました。
ゴータマは言いました。
そのようにゆったりと新しい自分を求めなさい。物事は常に右から左 左から右へと常に揺れ動き、留まる事はありません。
そのように世界もあなたも揺れ動いて変化していく存在なのです。
そして振り子のように宇宙は必ずある一定のバランスを保とうとしています。
それを時に調和する、調和される。あるいは中庸、中道のあり方と呼ばれる事もあるでしょう。

剛玉はなんか全てを許容できる。いや、許容できそうな心境になって来ました。
気付きました!
分かった!そのように全てを許容し受け入れる事。そのありのままを受け入れて認める事。
完全受容する心
それこそはまさに無色 つまり一切意味をつけない状態、宇宙のニュートラル地点、
いわば0(ゼロ)地点!
ゴータマは言いました。
それを愛とも呼びます。
一切色をつけず全ての現象を喜びとする心です
剛玉は言いました。
全てが喜びはまだ今の僕には厳しいです。
だからゆったり、そしてほどほどに力を握るのです。真面目過ぎてはいけません。
剛玉は少しだけ真理を悟った気分になれましたが、しかしそんな自分を許そうと思えるようになれました。
ゴータマは言いました。
そう、そのように宇宙は永遠に完成する事はありません。むしろその状態を完成と言うのかも知れませんが