一、妹背山婦女庭訓
いもせやまおんなていきん
太宰館花渡し
吉野川
二、勧進帳 かんじんちょう
二代目播磨屋 八十路の夢
一、吉野川を国境として、妹山のある大和国に住む太宰後室貞高(坂東玉三郎さん)と娘の雛鳥(尾上左近さん)親子と
背山に住む大判事清澄(尾上松緑さん)と息子の久我之助清舟(市川染五郎さん)親子
親同士は所領を巡って争いあっていますが、子供達は恋仲の二人。
吉野川を挟んで雛鳥と久我之助二人のやり取りを観ていると切なくなります。
後に両花道から登場する大判事と貞高
それぞれの見応えのある芝居
両花道どちらも見たい〜
上手側の松緑さんを見ると、隣の人は下手側の玉三郎さんを見ていたので、正直見辛さがありました。
松緑さんの芝居を見たいのになぁ~😅
と思いつつ、正面を見ながら台詞を聞いていました。
時代背景や身分などにより、二人の恋は成就せずに、互いに死を選ぶことで相手の幸せを願う
それぞれの親子がお互いを思いやり、
恋仲の二人もお互いを思いやり、でもその結果は悲しい結末・・・
吉野川の川の動いたり止まったりするのを見ていて、川の流れている時は時が進み、止まっている時は時が止まっているのかなと思い、久我之助と雛鳥が亡くなった後に、動く川の流れに無常さを感じながら観ていました。
二、二代目播磨屋八十路の夢
中村吉右衛門さんが生きていたなら、
今年で80歳、80歳になった吉右衛門さんの弁慶の姿をみてみたかった。
松本幸四郎さんの弁慶、10年前に染五郎さんの時の初の弁慶、その時の舞台最初に出てくる義経は吉右衛門さんだった事
今回の義経は染五郎さん、6年前の三代襲名披露で初の義経を演じ、義経を演じるよう推薦したのは、吉右衛門さんだった事
などを思い出し感慨深く、今回の勧進帳の芝居を観ていました。
富樫を演じる尾上菊之助さんと弁慶の台詞の応酬の芝居に圧倒され、
幸四郎さんの弁慶に吉右衛門さんの面影を見たりしていました。
吉右衛門さんが見守ってくれていると思いながら、幸四郎さんの飛び六方を見届けました。
すべての芝居を見終わって、清々しい気持ちと前にも書きましたが、楽しい気持ちでまた来月の公演(今月になりましたね。)を楽しみにしています。
9月の公演に因んだお土産
抹茶の餡で甘さも程よく、お茶受けにぴったりです。美味しかったです。😊
今日は10月の歌舞伎座公演初日
今日歌舞伎座に行っている、行かれる方々
観劇を楽しんでください🤗