病気が発覚したのは3月末で、自覚症状が出たからなのですが、その時は本当につらかったです。




そのため、つらかった当時行った場所や食べたり飲んだりしたものを見ると胸に「モヤッ」とした嫌な気持ちが広がります。




まず場所ですが、近くの診療所で糖尿病という診断が出た翌日、出張のために行った御茶ノ水。




高血糖のせいか睡眠不足のせいか、駅から5分ほどの目的地まで、何回地図を見てもどの道をどう行けばいいのか考えがまとまらず、やみくもに歩いて30分も掛かってしまいました。体がダルいのを我慢して足を引きずるようにして歩いていました。本当にしんどかった!(高血糖の症状で足もツリまくってましたし。)




ケトン体どっさり状態でよく頑張った!感動した!


と、拍手喝采したいくらいの我慢ぶりでした。




今も御茶ノ水駅前の光景を思い出しただけで嫌な気持ちがします。








それから飲み物はドリンクヨーグルトのイチゴ味。



これは診断が出る前の、夜中の喉の渇きがひどい時に飲んだものです。



冷蔵庫の中のお茶などを全て飲み干し、もう水分なら何だっていい!という状態でした。あんな激しい喉の渇きは初めてでした。(飲みすぎた翌朝なんて目じゃない!)




その時に頭では「余計に喉が渇くからやめたほうがいい」と分かっているのに、我慢できなくて1Lのパックを一気飲みしました。(そしてその後何リットルもの水道水を飲む羽目に)




今考えると恐ろしいことをしてしまいました。高血糖で喉の渇きがひどいのに、さらに糖分をかなり摂取してしまったのですから。




この時の血糖値、いくつだったのでしょう?翌日病院での空腹時血糖が286だったので、400ぐらいにはなってたかもしれませんね。




ま、ドリンクヨーグルトは普通砂糖が入っているので、何もなくても今は買いませんが、スーパーで見かけるとやっぱり「モヤッ」となります。







そしてもう一つ。これはまだ確かではないのですが、そうなりそうな予感がするものです。




それは、悲しいかな、「満開の桜」。




入院中はちょうど桜がピークでした。病院内にはそれはそれは見事な桜並木があって、近所の人も花見がてら散歩をしにくるくらいなんです。恥ずかしい話ですが、1型と分かった後、その桜並木の下のベンチに座って泣きました。




その時は、病棟のたくさんの窓を見上げて、「あの中には私よりつらい病気や切羽詰まった人がいるはず。それに比べれば自分なんて…」と、なんとか自分を宥めました。




でも、「なんで病気になってしまったのだろう」とか「これからどうなるのだろう」などと、不安で不安で仕方なかったです。




今でも、他の方のブログで、その方の発症時の不安感や絶望感などが綴ってあるのを拝見すると、涙が出てしまいます。




ですから満開の桜を見たらまた思い出しそうです。今も月一の通院はその病院ですから、来年の桜のシーズンがちょっと怖いですね。









発覚当時の身体的にも精神的にもつらい状態は二度と御免です。

どうか、もう二度とあんな思いをしませんように…。