近所の診療所で糖尿病という診断を受けた私は、「やっぱり運動不足だったしなぁ。これからは食事も気を付けて、なるべく運動も頑張ろう!」と思っていました。

午後から出勤し、上司に糖尿病だったことや、処方されたのが「食品交換表」だけだったことを報告しました。

すると上司が、「合併症のこととかもあるんだし、大きい病院でもっと細かく検査してもらったほうがいいのでは?」と、大学病院の受診を薦めてくれました。

今になって考えてみると、上司のこの言葉があったからこそ、生活習慣病としての糖尿病ではなくSPIDDMであることが判明し、早くからインスリン治療を受けることができました。

食事療法は1型でも必要なことですから、「食品交換表」を出されたことは間違っていたわけではありませんが、この時私はかなりのケトン体が出ていたことが大学病院での検査で判ったので、やたらと運動をしなくて本当に良かったです。まぁ、この時はあまりにもダルくてさほど動けなかったとは思いますが…。

「仕事のことより、まずは自分の健康のことを優先しろ。仕事のことは気にせず明日にでも休んで大学病院に行って来い!」と言ってくれた上司には心から感謝しています。