ちょっと古い本。
古い(2014年)ので
当時とは
状況も違うかもしれませんが。
病気もちのお父さんと
認知症のお母さんを
一人で介護する息子の話。
仕事がフリーで
両親にお金があるという
アドバンテージが
あるんですが
それでも
両親がかわりばんこに
入院したりして
一人でやるのは「つらい」。
でも
個人的に
読んでて辛かったのは
お母さんが
入所直後に亡くなって
施設の責任を問いたい話。
気持ちはわかる。
ご家族だったら
「もっとこうしてくれてたら」
って思うんだと思う。
作者のいうとおり
施設に落ち度も
あったのかもしれない。
でもね~。
1対1の
家族介護と
同じ介護は
できないんです。
預ける以上
そこは腹をくくってほしい。
もちろん
施設介護には
施設介護の良さも
あるんですよ。
リハビリもあるし、
話し相手もいるし、
季節の行事もあるし
栄養管理もしてくれる。
それで元気になる人も
いっぱいいる。
でも
家族の
「ああしてほしい」
「こうしてほしい」
は全部は叶えられない。
そこを飲み込んで
施設介護に切り替えないと
本人も
家族もしんどいし
そこを
「過失だ!!!」
って責められると
施設側もつらいです…。
高齢者の転倒と誤嚥は
免責にしてほしい…。
最後に
とある介護士さんのTwitterから
抜粋。
「日中は20人の利用者さんを
4人の職員で対応。
一人は入浴介助
一人は排泄介助でフロアを離れ
一人は歩き回るおじいさんに
つきそっていて
残りの一人が洗い物をしつつ
みんなを見守っている」
さすがに老健や特養は
もうちょっと職員がいますが
イメージとしては間違ってない。
介護保険以外の施設は
とっても高いところ以外は
これより職員がいないところも
ザラにありますね。
っていう
本筋と関係ないところで
胸が痛い本でした。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓