うちの施設には

数名

胃ろうの方がいます。

特に

胃ろうを

強く勧めることはないけど

選択肢のひとつとして

悪くはないかな、と

思っています。

 

先日入所したAさんは

肺炎で最初に入院した病院で

胃ろうになったそうです。

病院は

早く回復させて

早く次への道筋を

つけたいっていうのも

正直あると思うけど

わりとサラッと

胃ろう勧めます。

ご家族も

「その後」を考えきれず

「…主治医がそういうなら」

って、

承諾したりします。

病院だと

胃ろうを選択したなかった場合

どうしていくのか

難しいしね。

 

 

Aさんの娘さんは

すごく胃ろうを後悔していて

「母のしんどい時間を

長くしただけでは

ないでしょうか」

って。

…まあそうかもしれない。

でも、

病院で勧められた時点では

「胃ろうをしない」っていう選択、

難しかったと思うんです。

主治医に

「胃ろうにすれば

元気になるかもしれない」

って言われたら余計に。

だからもう一度

あの時に戻っても

きっと娘さんは

「胃ろうにしてください」

って言うと思うし

それでいいんです。

 

しんどい時間も

長くなったかもしれないけど

娘さんと話したり

景色を楽しんだり

歌を聞いたり

楽しい時間も

きっと長くなった、

そう思いましょう?

 

一度たりとも

後悔してない

「長期胃ろう」患者さんのご家族を

わたしは知りません。

(離脱できた人は別ですが)

でも

胃ろうを選択してなくても

それを後悔するんです。

「あの時

胃ろうにしておけば

今も生きてるかもしれないな~」

って。

だから後悔する必要ありません。

そのとき、

そのとき

最善と思った選択なんですから。

 

 

胃ろうを選んだ以上、

少しでも

「胃ろうで命をつないでよかった」

って思ってもらえる瞬間を

増やしていけるよう

わたしたちも

がんばります。

 

 

 

いつもお読みいただき

ありがとうございます。

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