心臓が
めっちゃ悪い人の治療の基本は
「心臓の負担を
できるだけ減らす」。
そのために
全身の血液量を減らす、
血圧を下げるんです。
血液量を減らすために
利尿剤で
オシッコにして外へ出す。
摂取水分も減らしてもらう。
利尿剤飲んでて
喉が渇くのに
水分飲んじゃダメって
これが辛くて
大学病院時代とか、
ヤバイ心不全の人は
主治医の目を盗んで
こっそり水道の蛇口から
水を飲んでましたね…。
でもね~
高齢者の心不全、
そんなにがっちり
管理する必要、ある???
先日入所したBさんは
心臓が悪くて入院してた方。
退院にはなりましたが
皮膚もかさかさで
力ない目で天井を
見上げるばかりでした。
血圧70/
利尿剤たんまり。
ご家族に聞いたら
「入院前は
どちらかと言えば
血圧は高い方だった」
血圧もともと高い人が
薬を使って
100切る血圧になるって
めっちゃしんどいですよね。
座る元気も
ご飯食べる元気もでない。
心臓では死なないかもだけど
食事が摂れずに
死んでしまうわっ!!
幸いご家族が
理解を示してくれたので
少しずつ減薬。
レントゲンもない、
エコーもないのに
勘だけで
減薬する私って
医者としてどうなん!?と
思いつつ。
おかげさまで
血圧100/近くになったころから
しっかり座って
お食事できるようになりました。
これでリハビリもできる!
良かった、よかった。
ご家族の理解のおかげです♪
良かったなあ。
お読みいただき
ありがとうございます。
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