昨日の続き。
看取り予定のAさん(男性)は
おしっこのトラブルが続き
バルン留置になってる方です。
看取りといっても
まあまあ元気で
ベッド上でごそごそしてる(笑)。
特に
バルンは気になるらしく
しょっしゅう弄ってるんですよねえ。
そしてある日
管を力づくで
引っこ抜いちゃった!
バルンの管って
抜けないように
先っぽに風船がついてるのに
その風船ごと
引き抜いたから
さあ大変。
血尿が止まらない!
止まったと思ったら
次は白い尿が出る(膿尿…)。
尿道そのものが
風船の力で
裂けてしまったらしく
往診の泌尿器科の先生と相談して
もうこれは
膀胱瘻にするしかないな…と。
で、
病院に依頼したら
返事が
「看取りの方だったら
膀胱瘻とか、
必要ないんじゃないですか。
作るのに
リスクだってあるし」
………
いや、
看取りでも
いるんですよ~。
出すもの出さないと
しんどいんです~。
そもそも、
この病院
膀胱瘻勧めるときは
「あんなもん、
歯を抜くのと一緒だから」
って言うのに!
リスクってなんやねん、
歯を抜くのと一緒ちゃうんか~いって
なったよね。
…ま、結局
作ってもらいましたけどね。
ありがと。
おかげで
ご本人も楽になりました、たぶん。
看取りって言ってるけど
まだまだがんばれそう(笑)。
高齢の方を
どこまで
何を治療するかって
何年やっても
どれだけやっても
本当に難しいです。
お読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓