ちょっと真面目に

「延命治療」の話。

少し前に

コメントもいただいていたので。

 

本当は

何を

どこから

「延命治療」っていうか

難しい。

医者によっても違うし

患者さんによっても違います。

それを「延命治療」って

ひとくくりにして話すから

混乱するのかなと思っています。

 

たとえば

「人工呼吸器をつける」は

延命治療の代表ですが

人工呼吸器をつけて

急場をしのげば

元気になって

回復する可能性がある場合

それは延命治療じゃないですよね。

当たり前ですが。

 

 

でも

高齢者の場合

元気にならない可能性が高いし

たとえ急場をしのげても

筋力が弱るので

病気そのものが治っても

自力で呼吸できなくなるかもしれない。

しばらく寝てたら

歩けなくなるのと同じ。

その場合ずーっと

呼吸器つけて

生きていくことになる…。

元気になる可能性が

高い人を治療するとき

「呼吸器どうしますか」

とは聞かないので

主治医からわざわざ

聞かれるってことは

「呼吸器を希望するってことは

ずっと呼吸器になる覚悟はありますよね」

っていう意味なのです。

 

病院とか

施設で

入院・入所時に

「延命治療はどうしますか」

ってよく聞かれますよね?

あれはたぶん

「急変時、呼吸器を希望しますか」って

意味じゃないかと思うんですが

どうなんでしょう??

聞いてる施設の方、

どういう意味で聞いてますか!?

 

「延命を希望しない」場合

じゃあ

胃ろうは?点滴は?

何が延命治療なのか

定義してくれないと

返事できない!!!

 

ちなみに

うちの施設では

「心肺停止で発見された場合

心臓マッサージや

呼吸器を希望しますか」

これだけです。

これ以外は

都度相談。

その時その時で

本人の状態も

家族の気持ちも

違うと思うので。

 

お迎えが

まだ目前に迫ってないときに

延命治療はって聞かれて、

即答が難しいなら

「呼吸器は希望しないけど

それ以外は

その時相談させてください」

でいいんじゃないかな。

もちろん

即答できる人は

それでいいと思いますけどね!

 

 

 

お読みいただき

ありがとうございます。

今日は何位かな↓

 

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