うちの施設を
開設当初から
約20年間ご利用いただいていた
Aさんが永眠されました。
デイケアのご利用から始まって
時々のショートステイ、
訪問リハビリ、
そして
時々は入所しながらも
在宅でがんばられていました。
優しいご家族さんでねえ。
Aさんのことを
本当に本当に
大事にされていました。
最期の1年間は
長期入所になりましたが…。
というわけで
デイの職員も
ショートの職員も
もちろん
入所の職員も
Aさんをよく知っていて
食事が摂れなくなってからの
1週間は
入れ替わり、
立ち替わり
スタッフが
お部屋を訪問しては
励ましたり
歌ったり
思い出を話したり。
息を引き取られてからは
職員たちが号泣!
その傍らで
ずっと介護されてきたご家族は
すがすがしい笑顔で
「しあわせな人生だったと
思います」
ご家族の
「やり切った感」が素晴らしく
介護の理想だなあって
思いました。
Aさんもがんばった!
ご家族もがんばった!
涙で送るより
あんな笑顔で
送ってもらえたほうが
ずっといいです。
(職員は泣いてたけど)
なんだかあったかい
良い最期でした。
在宅であれ
施設であれ
ご家族が納得して
「わたしたちはベストを尽くした」
って思えることが大切だと
思うのです。
その「ベスト」が
他人からみて
どうかは関係ない。
わたしがひそかに
「介護ベスト名言」
と思っている、
この方の最期に通じるものが…。
Aさんもご家族様も
お疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
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