先日
はじめて入所者さんに
「膀胱瘻」を作りました。
…って私が作ったわけじゃなく
泌尿器科の先生に
作ってもらったのですけど。
男性で
前立腺肥大がひどくなってくると
尿の通り道が狭くなって
オシッコが出なくなるんです。
大体の方は
尿道に管(カテーテル)を留置して
通り道を作ってあげればいいのですが
この管、
狭いところに押し込むので
交換するとき、かなり痛い。
もう何年も発語のないおじいちゃんが
「いた~い」
ってしゃべっちゃうほど。
うちにも数名
尿道に管を留置している男性が
いるのですが
そのうちの一人が
「…うーん、この方はもう
膀胱瘻にしたほうがいいよ」
って泌尿器科の先生に
言われちゃったのです。
瘻と名の付くものは
「胃ろう」しか診たことのない私。
お腹に穴をあけて
そこからオシッコを出すなんて…
(ちなみに
本来体にないはずの「通り道」を
すべて「瘻」といいます)
「簡単だよ~。
尿道カテーテルより管理も楽だし
本人も痛くないし」
という泌尿器科の先生の
言葉を信じて
ご家族に説明し
初・膀胱瘻。
本当にね~
作ってみたら
何の問題もない!
交換も楽ちんだし
引っこ抜かれるかと心配したけど
本人も全然気にならないみたい。
もっと早く作ってあげればよかった。
今まで
「膀胱瘻ですか~。
入所はちょっと…」
って断ることもあったんですが
本当に申し訳ない。
これからは受け入れもOKだなあ。
何年やってても
新しく学ぶことがありますね。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓