昨日の続き。
どんなに介護度が高くても
家族が帰したい、
連れて帰りたいと
思っていたら帰れるんだね…
というお話。
入所されていたAさん(男性)は
要介護5。
食事も含め
すべての日常動作に
介助が必要な方です。
けれど
トイレは
どうしてもお手洗いでしたい!
しかもかなり頻回。
施設ではまあ
なんとかなっていますが、
家に帰ったら
一番大変なパターン、
普通に考えれば
在宅介護はしんどい状況です。
認知症はありますが
こちらの質問には
言葉少なに答えてくださり
「痛いところはないですか」
と聞けば
「ない」
「今日はいい天気ですね」
と言えば
「うん」
でも
ご自身から
言葉を発することは
ほとんどありません。
このAさんを
娘さんは
「どうしても父を
家に連れて帰りたい!!」
と強い希望をお持ちで
食事介助や
排泄介助方法を
施設に通って練習され
家にはリフト導入!
とうとう先日
在宅復帰を果たされました。
家に着いて
食卓の椅子に
ようやく座った瞬間、
普段、
自分からは話されないAさんが
にっこり笑って
「…ありがとう」
っておっしゃったそうです。
「いやあ、
あの、ありがとうを聞いて
ボク、ちょっと泣けましたよ」
って家まで送っていった、
職員が感動していました。
これから
大変なことが
いっぱいあるかもしれない。
いつかまた
施設に戻られるかもしれませんが
それでも
良かったな~。
在宅復帰が
必ず正解!ってわけじゃないですよ。
わたしは施設介護でいいと
思ってる。
それでもAさんにとっては
良い選択だったなあって
その話を聞いて
わたしもちょっと泣けました。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓