最近みかける(前からやってるかも?)
セコムさんのコマーシャルで
「握るだけで
セコムさんが駆けつけてくれる
シニア向けのペンダント」
を見ると
いつも思い出す患者さんがいます。
↑こういうの。
昔むかし、
まだ私が研修医だったころ
こういうペンダントを持っている、
名物おばあさんがいたのです。
今は見かけないし、
当時も彼女しか持ってなかったので
どういう仕組みなのか
わからないのですが
彼女のペンダントは
なんと救急車直通!
ペンダントを押すと
自動的に救急要請ができて
すぐ救急車が
飛んでくるというシロモノだったのです。
このペンダントのせいで(おかげで?)
彼女は救急外来の常連さん。
足が痛い、
胸が苦しい、
さびしい(?)…と言っては
しょっちゅう
ペンダントを押して現れ
大した病状でもなく
帰っていくという…。
担当医は
「彼女のあのペンダント、
自爆装置に変えてくれ…」
と嘆いていました。
しかも
それだけ頻繁に
救急外来に来ていた彼女、
最後は、
自宅で亡くなっているのを
発見されるという悲しい結末つき…。
本当に必要な時
あのペンダント、
役に立たなかったのね…と
苦い思い出になっています。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓