認知症の親御さんをお持ちの方は
「ぼく(わたし)を
覚えていてくれるか」
が気持ちの上で
結構重要だったりします。
コロナで面会禁止になったときも
「忘れられるんじゃないか」
と心配する家族さんがいっぱいって
ニュースにもなってましたね。
毎日会ってても
忘れるときは忘れるけど
会えないと余計に心配ですよね~。
「誰か」ということは忘れても
「自分に好意を持ってくれてる人」
「いい人」
「安心できる人」
というのは覚えていらっしゃるんですが
とにかく名前を呼んで欲しい!という
ご家族の気持ちは
もちろんわかります。
先日
久しぶりに息子さんに会ったBさん。
もともと認知症があって
記憶があいまいなんですが
いつもニコニコ笑顔で
お過ごしの方です。
そのBさん、
久しぶりに会った息子さんを見て
「わたしの大好きな人だ!」
ということはおわかりになったようで
「よく来たね」
「会いたかったよ」
とご機嫌です。
…が、誰かがわからない!
息子さんの名前も出てこな~い!
「お母さん、ボクが誰かわかる?」
と息子さん。
「……ええっと、ええっと、
〇〇さん!!!」
「え~!!!それは親父だよ~」
しばらく一緒に過ごして
何とか息子さんの名前を
思い出してくださったようでしたが
息子さんは帰り際
「親父に似て
髪が薄くなってきたからですかね~」
と笑顔で自虐ネタを。
…ええっと、どうお返事していいか
わかりません!
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
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