認知症があっても
人生の先輩方の
ウイットに富んだお話は
いつも勉強になります。
先日
入所したBさん(男性)。
認知症がおありですが
いつもおしゃれなシャツを着て
とても上品な物腰。
出口を探してウロウロ、ウロウロ、
「妻に会いたい」
が口癖です。
「もうずいぶん
体の調子が良くなったから
そろそろ
ここは出て行こうと思うんだ」
と常におっしゃっています。
「帰りたい」願望が強くなったら
みんなで話をそらしたり
お茶をお勧めしたり。
わたしも気をそらそうと
「Bさんは
いつも奥様と仲良しですね」
と声をかけてみました。
「そうだね。
おたがい、年をとったからね」
「若い時から仲良しでしたか」
「そうだね。仲良しだったね」
「奥様と仲良しの秘訣は何ですか」
「うーん、
どちらかが引くことだね。
うちはいつも
ボクが引いているよ、ははは」
…勉強になります。
でも
わかっていても
なかなか「引けない」んですよ~、Bさん!
こうやって書くと
「どこが認知症やねん!」
って感じですね(笑)。
認知症だからって
何もかも
わからなくなるわけじゃない。
若輩者に
これからも人生の知恵を
お授けくださいね…。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓