今日ご紹介する本はこちら。
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ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言
1,430円
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1月に
NHKでスペシャル番組が
放送されていたそうなので
ご存じの方も多いかもしれません。
認知症の第一人者が
認知症になった→★
オンデマンド放送で
見られるようですね。
認知症の程度を調べる、
検査の一つとして
「長谷川式スケール」というのが
あります。
みなさんも聞いたことがあるかも。
「桜、猫、電車」
と言っていただいたり、
100-7を計算したりするアレです。
その長谷川式を考案された、
長谷川和夫先生が
認知症になって考えたことを
まとめた本です。
とはいっても
長谷川先生の認知症は
(今のところ)とても軽度。
日時がわからなくなったり
場所がわからなくなったりするけれど
家族がわからなくなったり、
暴れたり…はしないんですけどね。
先生はおっしゃいます。
最も大切なことは
認知症の人をそのまま受け入れ
「大丈夫ですよ。
こちらでちゃんと考えますから
心配いりません」
と工夫をしてあげること。
そして
自分でどんどん話を進めるのではなく
時間を差し上げ
本人の気持ちを
根気強く聞いてあげてほしい。
当たり前のことですが
それでも
認知症になったご本人の言葉は
重く、胸に刺さります。
あ、あと
「正しい長谷川式スケールのとりかた」
がちょっと私的に衝撃的。
うちでは言語聴覚士さんが
認知症スケールを検査しているので
わたしは関わっていないのですが
これって常識なの!?
知らなかった~ということがあって
勉強になりました。
とても読みやすい本でした。
他の方のブログもチェックしてみてね。