施設には今
胃ろうの方が5人いますが
うち2人は
「胃ろうはあるけど
まったく使ってない」
方です。
1人は入所前から使ってなくて、
もう1人は
入所してから「卒業」しました。
今までも
何人か「卒業」しています。
みんながみんな
「卒業」できるわけではないですが
できるだけ
「卒業」または
「経口摂取と併用」に
したいなあとは
思っています。
「卒業」できる可能性が高い条件は
①会話ができること
声を出せるということは
喉を使えているということです。
歌を歌ったり、
会話するのはリハビリにもいいですね。
また、
「飲み込んでください」
などの指示を理解していただけると
リスクが減ります。
②歯科が入っていること
口腔ケアは必須です。
食べない口の中って
雑菌だらけ。
その雑菌が肺に流れたら
肺炎になる確率が↑↑↑。
介護職による歯磨きだけでなく
必ず
歯科衛生士さんを
お願いするようにしています。
③家族が腹をくくっていること
実は③が一番大切かも。
胃ろうにする理由があるから
胃ろうになっているのです。
普通の人より
断然誤嚥、肺炎のリスクは高い。
それでも
「肺炎になるかもしれないけど
食べさせたい!!!」
と強く思っていただけないと
施設では経口摂取させられません。
老健だと
医師はもちろんですが
言語聴覚士や
管理栄養士もいるので
リハビリしやすいです。
少しでも長く
口から食べられるといいですね。