昨日、今年初出勤。

去年は

看取りでスタートしたお正月でしたが

今年は

まずまず平和にスタートしました。

 

入所中の女性の娘さんと

お会いしました。

「母とお正月を

また迎えられると

思っていませんでした」

って。

すみません、

わたしも思ってませんでしたヨ…。

 

去年はじめ

お腹に

病気があることが判明して入院。

それを機に

一気に体力が失われて

施設に戻ってきてからも

食事が摂れない、

座れない…という方でした。

リハビリでちょっと良くなっても

またお腹の痛みが復活、

病院に行って体力が落ちる…の

繰り返し。

 

 

「もう病院には行きません!」

娘さんの英断でした。

ものすごーく痛くて

どうしようもなくならない限り

施設で対応する。

食べられる範囲で食べてもらって

自然に任せる、と。

 

食事をお勧めしても

ひとくち、ふたくちで

「もういらない」

と固く口を閉ざし

ずーっと

ベッドで横になってる状態が

続きました。

毎日点滴もしていたし

お見送りが近いのかな~と

正直思っていました。

 

娘さんは

週に何度も来て

お母さんを

「食べて!」

と叱り、

プリンやら果物やらを

持ってきて下さっていました。

まあそれも食べられないことが

多かったようですけど。

 

でも不思議ですね。

気がつけば

少しずつ、

少しずつ食べられるようになり

点滴もやめ…。

今では

車椅子で自分で食事されています!

「元気になって良かったですね」

と声をかけると

「本当にね。

みなさんのおかげですよ」

と笑ってくださいます。

 

娘さんの愛の力かな~。

なぜ良くなったのかはわかりません。

特に何も医療的なことは

しなかったので(爆)。

まだ寿命じゃなかった…ということでしょうか。

 

娘さんとの時間が

少しでも続けば良いな。