昨日のお話のつづきです。

 

専門病院にお願いした後、

実はDさん、

ものすごく穏やかな方に変身して

施設に帰ってこられました。

入院期間は半年くらいかな。

いや~劇的でした。

 

今は、

認知症状はあるものの

他の方々と談笑し

おやつ作りや

手芸などのレクリエーションに参加し

あのころの面影ゼロです。

今しか知らないスタッフには

「一日中歩き続けて

ものすごく大変だった!」

と言っても

まったく信じてもらえません。

 

 

専門病院でどんな治療をしたのか。

カルテを見せてもらったのですが

悪筆すぎて読めませんでした‥

(医者は悪筆がとっても多い!)

でも想像するに

やっぱり

入所前に飲んでいた薬の副作用症状で

その薬が抜けるのに

時間がかかったのかな、と。

 

施設では

拘束厳禁なので

職員も一緒に歩き回るという

苦行を強いられましたが

専門病院では

車いすベルトで対応、

そのうち穏やかになったようです。

 

「彼女に必要だったのは

わたしたちの愛じゃなくて

車いすベルトだったのか~」

と看護師さん達とがっかりしました(笑)。

 

あとはその病院の先生いわく

「やっぱり夜しっかり寝られるよう

薬を調整すること」

は一番大切だそうです。

(それが難しいのだけど)

 

正直言うと

専門病院=精神科病院なのですが

よくyahooニュースでは

悪いように取り上げられてますよね!

でも声を大にして言いたい。

「餅は餅屋。

精神科病院で救われる人も

いっぱいいます!」

治らない人も残念ながらいますが

うちの施設は

精神科で落ち着かれて入所された人

いっぱいいます。

 

良いタイミングで

必要な人に

必要な病院を紹介できたて良かったなと

思えた症例でした。