先日、うちの施設のスタッフに

「先生、認知症って病気ですかね?」

と真顔で聞かれました。

そのスタッフいわく

「認知症はその人の個性というか

一部というか、

認知症をひっくるめてその人なんじゃないか」

ということらしいです。

加齢とともに増えるシワや白髪と同じように

どってことない加齢現象じゃないかと。

 

うーん、確かに。

 

落ち着かなかったり叫んだりする人は

本人もつらいと思うから

そういう部分はやっぱり病気で

治療が必要だと思います。

でも若い時と同じように

仕事をしたり子育てするわけじゃないから

若い時と同じ知能が必要ってわけじゃないですもんね。

穏やかに過ごせるなら

個性として受け入れるのもアリかなあ~。

 

その方の若い時を知らない施設スタッフの方が

「今」を受け入れやすいのはあると思います。

ご家族はそうはいかないですよね。

 

「年号が変わったのか~」

とおっしゃる認知症の方に

「はい!令和になりました!」

とお応えしたら

「そうか~、ゼロ和か」

「‥いえ、ゼロじゃなくてレイです」

「だからゼロやろ??」

「違います!レイです」

なんて漫才みたいな会話、

楽しめる余裕があると介護も楽しいと思います♪