パニック障害について
「パニック障害と妊娠」と題して前の記事で書いたら、アクセスが多かったので補足事項を書いてみることにします。
特に前の記事の三番目、パニック障害を改善するのに、薬ではなくて食事がこれを改善するという情報についてですね。
どうして食事で治るのか?
それについて考えてみます。
パニック障害の症状はどんなものでしょうか?
急に動悸がして、冷たい汗がたくさんではないけれども止まることなく出て、不安感や不快感が訪れて、冷静ではいられなくなります。
ときには気分が攻撃的になったり、興奮したりします(あるいはそれを避けるためにものすごく他人に逢いたくなくなります)。
そういう状態が電車の中や街中の雑踏を歩いているとき、職場で仕事しているとき、あるいはレストランで友達としゃべっているときに訪れると、どうしたらいいかわかりませんよね。
少なくとも、その場から逃げだしたくてしょうがなくなりますよね。
そうしているうちにさらに動悸が増してきて、ますます感情がコントロールできなくなり、過呼吸に至ることもあるし、そうならなくても逆にしんどくて朦朧としてくることもあります。
それと同時に、自分はどうなってしまうのだろうという恐怖が渦巻き、死を考えることもあります。
実はこのようなパニック障害の症状と非常によく似た症状を呈する病気があります。
血糖調節機能障害の人や、1型糖尿病の人に訪れることのある低血糖症状です。
脳は適切に機能するために適切な量の糖質を必要とします。
インスリンやグルカゴンという血糖値を調節するホルモンの作用が乱れたり、糖尿病の人が間違ってインスリンを打ちすぎたりすると、血糖値が必要とされている数値よりも低くなります。
このときに現れる低血糖症状はどんなものでしょうか?
1.空腹感を感じることが多いです。なにか不安感を伴う空腹感で甘いものが食べたくなります、食べるととりあえず落ち着きます。
2.ものごとに反応するスピードが遅くなります。
たとえば、バッグから財布を落としそうになって、いつもであれば落ちる途中で止めることができるのに、それを拾おうとする反射がとろくて間に合わなかったりします。
3.興奮しやすくなります。気分が不快で、なんてことないことに腹が立ちます。他人ががやがやしゃべっているところにいるのがいやでたまらなくなります。
4.動悸と眼のかすみを自覚します。(自覚していてもそれが異常な状態だと認識できないこともあります)ドキドキして、目の前の光景が暗くなったり、良く見えなくなったりします。
5.疲労感、不安、混乱、怒り、そしてパニックをおこします。
また、女性の糖尿病患者の場合、生理直前から生理の始まるころにかけてしばしば低血糖症状を起こしやすいことも知られています。
どうでしょうか、パニック障害とよく似ていませんか?
あなたのパニック障害が上述の低血糖症状とよく似ていると思われる場合、食事内容を考えなおすことで、薬を飲まなくても改善する可能性があります。
どんな食事がお勧めなのかと言えば、
糖質を食べない食事です。
おやつでも甘いものを食べない食事です。
なんだか書いてることが逆行するみたいですが、実は糖質の摂りすぎが低血糖とパニック障害を引き起こしている可能性があるのです。
詳しいことはこの本をお勧めします。
【送料無料】脳から「うつ」が消える食事 [ 溝口徹 ]内容についてはまた別の記事で書いてみますが、自分で一読されることをお勧めします。