今夜は雨がコツンコツンと言いながら、ガラスを打ち付ける。
決して弱い雨じゃなくとても強かった。

私は黄色いレインコートを着て、庭に駆け出した。
庭といっても自分の庭じゃなく、空き地なようなところ。
ウサギのプゥとミゥだ。
プゥとミゥは親が居なく、私が餌をあげていた。

だが、野生の動物には餌をあげることを禁じられている。
プゥとミゥの体は冷たく、メスのミゥはプゥに寄りかかっていた。
二人共ぐったりしていて、私は一週間だけ、家に持ち帰ることにした。
もちろん返す。
まずは家に大急ぎで帰り、タオルで包んだ。

うさぎは自分の生まれ育った環境でないと生きていけない。
干し草を手に乗せて口元に当てたが、全く食べなく鼻をヒクヒクさせてた

「プゥ?ミゥ?食べたくないの?」

「プウプウ」

「寒いの?」

「プウプウ」

私はすぐに元に居た所に走り出して、草を10本ほどとってきた。
そしたらプゥとミゥはゆっくりだけど、その草を食べ始めた。
困ったのは巣。私は前犬を飼っていたので、その小屋を使おうとした。
もちろんきれいに洗ったし、ペットショップへ走り、餌を買った。
餌は生まれ育った時にあった草じゃないが、慣れてくれると思った―….