≪カモメ・わくわく倶楽部≫は、大阪市在住の旅行好きな障がい者が賛同してくれる仲間と2003年９月に発足しました。
この倶楽部は、障がい者や高齢者等、一般の団体旅行に行程が慌しく参加しにくい方々などに、リフト付観光バスや公共交通機関を利用し、のんびりとご旅行を楽んでいただくとともに、人々の出会い、ふれあい、新しい発見を通じて、ほかでは味わえない「わくわく」感を味わっていただければ、という趣旨でつくったものです。また、個人旅行と違い、旅行を通じて知り合った方々が、ひとりひとりの存在を認め、お互いに助け合いの精神のもとで、参加者全員がひとつの旅行を楽しんでいただくことが特徴であり、願いです。
≪カモメ・わくわく倶楽部≫の名称は、何事においても常に「わくわく」感を持ち続けたいという思いで名づけましたが、それに加えて、グループ名がカタカナ、ひらがな、そして漢字と様々な文字構成になっています。これは古くから「旅は道連れ世は情け」と申しますが、障がい者、健常者、高齢者、子ども等、様々な方々が一つの旅行に参加し、同じ「とき」を楽しく過ごせる旅行グループにしたいと考えからです。
しかしながら、この倶楽部はあくまで団体旅行であり、団体行動であるが故に、その時々の決まりごとには遵守していただき、自己責任のもとで行動をしていただけることが参加いただける最大の条件です。
活動内容としては、年３､４回リフト付き観光バスで行く「バスツアー」と、2007年５月より新たに公共交通機関を利用して行く「お出かけツアー」を開始しバスツアー以外の月に開催しております。現在まで「バス」が27回、「お出かけ」も29回を数え、ほぼ月例化した活動を行なっております。行き先は近畿を中心に、愛知や岡山、鳥取、福井、沖縄と幅広く開催しております。基本的には日帰りツアーですが、時には宿泊も伴う旅行プランを企画しております。参加人数も現在150を超える方がご参加いただき、平均18名のご参加を得ています。またその中でリピーターの方も増え、定着したご参加を得ており、わくわくの輪が次第に拡がって来ております。
今後も、ご参加いただいた方々のご要望、ご意見に応えていきながら、活動を通じて、共感できる旅の仲間を募っていきたいと考えております。