ピカソ展にて その2
随分時間が空いてしまった…2023年5月の手帳のメモをもとにブログに書こうとしていたというのに…もう、手元の手帳は2024年版。さて。それでも記憶を頼りにあの日の思いを残してみよう。あの日のピカソ展ではピカソと同時代に生きたマチスの作品も展示してあった。その日に買ったマチスの図録で見た言葉だったか、「絵画は肘掛椅子のようなもの」であり、「そうでありたい」とマチスは言ったという。私はその言葉に、2人の違いがよくわかった気がした。ピカソは素材を、いろんな調理方法、―誰もまだやったことのない方法や、別の素材や調味料との組み合わせ―なんかで料理して見せる、創作料理の料理人。それはある種実験みたいなもので、世間をあっと言わせてなんぼ、みたいなところがある。(それでも、いつだって美味しくできてしまうプロ。…とはいえ実験だから、やっぱり人知れず失敗もあったんだろうな…。)一方マチスは、町の定食屋さんだ。上の言葉にも現れているように、人々が楽しみ、憩い、安心してくつろげる、いつもと変わらない場所。料理はそのためのもの。(そしてこちらも、とっても美味しい。)2人のスタンスの違いは、そんな感じなのかな。どちらにも、そのプロのプロの技量に圧倒されて、感動してしまうんだよな。その2は、こんな感じで。(まぁでも、個人的に会ってみたいのはやっぱりマチスだな。)