こんにちは!かみやです。
昨年末から、私は新たに、いちから奏法の見直しをすべく、東京の大野眞嗣先生の元でピアノを学び始めました。
埼玉に一人暮らしの母が居り、持病も多く歩行も困難なため、月1のレッスン後は、母にも会いに行けるのでとても良い機会となりました。
さて、ピアニスト修行をスタートして4年目となり、これまで数多くのコンクールを受けてきました。
そして昨年、2022年秋には、人生初となるソロリサイタルも開催しました。
それまでの汗と涙、努力と忍耐の練習生活。
それを全て一旦捨てて、なぜ新たに一から奏法を見直しするのか。
不思議に思う人も多いでしょう。
ある時から、
「私は人の心に響く音が出せてるだろうか」
「ピアノが変わると何故うまく鳴らせられないのか(コンクール会場のフルコンサートグランド)」
「芯のある弱音が出せない」
と思い悩むようになり、こんなことを学びたい...と願ううちに、ご縁が一気に拡がり、現在の学びの環境にシフトチェンジしました。
視点が変わったのだと思います。
耳の使い方を筆頭に、
楽譜のとらえかた
打鍵の深さ
筋力の支え
など、今までになかった課題、学びで溢れています。
ある生徒さんが、コンクール課題に向けて曲に取り組んでいるのですが、〈コンクール〉というものは、楽譜を忠実に読み、アーティキュレーションをしっかりと表現することが大前提な中、フォルテの音の出し方がうまくいかないのです。
成長段階もあるので、無理して叩けば当然指が痛くなります。
さて、本当にそのフォルテはそこまでのパワー(音量)が必要なのかしら?
と思いつつ、あまり無理せず音を響かせられるようレッスン中で打鍵の練習をさせていました。
先月の東京レッスンで、アシスタントの比嘉先生の基礎トレーニング、曲をご指導頂いていた途中で、大野先生が私に
「こうやるんだよ」
とショパンのノクターン第8番を、色んな方向からハーモニーを感じ、フォルテの場所であえて弱音で表現したり、空間に漂う響きを混ざり合わせながら次の音を誘導するような、心の奥深くに入り込むような演奏をしてくださいました。
あまりの世界観の大きさ、先生から溢れ出るエネルギーに圧倒され、その後で涙が溢れて大泣きしてしまったのですが(汗)、そのときに
「奏法よりも、耳が一番大事」
と仰ってくださいました。
そのレッスンの様子を一部、先生のYouTubeチャンネルで公開してくださり、その動画を観た生徒保護者さんから、
「強弱の概念が変わりました。とにかく大野先生の音が凄い!柔らかく丸みがあり、いつまでも聴いていたくなる音ですね、まさみ先生の演奏もすごく変わりました!」
と感想をいただきました。
こちらの動画の後に、レッスン記録として演奏を通して撮って頂いたのですが、こちらです。
コンクールで結果を出すことばかりに囚われてしまうと、いつの間にか大切なものを置き去りにしてしまうかも知れない。
生徒たちがピアノレッスンを通して、楽譜に書いてある事から、宇宙規模にイメージを膨らませ、フォルテの中にも、
愛しさ
内に秘めた強い想い
など、パワー全開!!以外の表現方法があるんだ、ということを知ってもらいたい。
そんなことを思いました。
うまくまとまらず、長文になりましたが、枠に囚われないことの大切さを知り、また悟りの境地に少し入り込めたなぁ、と嬉しい気持ちです。
最後までお読み頂いた方、ありがとうございました!
かみやでした。






