〜最近のメダカについて〜

いやぁ昨今のメダカブームは衰え知らず。この辺で落ち着くかと思っていましたが、コロナによる愛好家の増加とコミュニティの充実により更に広がりを見せていますね。ペットを飼育する人口は世界的にも多い日本らしい結果ですね。

購入に当たっては、有名ブリーダーも去ることながら個人のスキルや経験も上がり、良い魚が容易に購入できるようになっています。ですが逆に流通が増えるので市場が安くなる傾向にあります。特定の有名ブリーダーの作るメダカはもはや別格ですが、以下は個人も販売店も年々力を付け、新しいタイプの作出、販売を目指し日々汗を流されていることでしょう。

そういった意味ではいつでも下剋上が起きると思いますし、若い力は今後のメダカ会にとって貴重な戦力と言えるでしょう。ここで大切なのが、古い品種の扱いです。ブリーダー界隈では、古い品種は大事にしろという格言があります。現在は300を超える品種がありますが、もとを辿れば原種に行き着きます。今後も更に品種の増加は加速すると予想されますが、その中でオリジナルの存在が貴重なりその価値は上ります。同じ見た目でもアプローチは様々で使用する品種が異なるなどはザラにあります。

これは例えるならば、ある色を作り出すのに調合方法は一通りではないということです。そう、見た目には同じに見えても過程が異なるのです。分かりますか?ここにハウスネームが入ってくるともはや無法地帯となり、わけのわからぬ状況になってしまいます。私が思うに、品種名(ハウスネーム)のルールを遵守し混乱を回避すべきです。メダカ会が盛り上がるのは大いに結構ですし私自身のモチベーションも上がりますが、だからこそここらで一度整備が必要なのではないでしょうか。