地元のド田舎でのことだ。

 

自分の田舎は超ド田舎で人も殆ど住んでいないレベルなのだが、

 

以前、地元に帰っていたときがあった。

 

地元に帰り、地元で仕事をして、実家で生活をしていた。

 

その頃に自分の中では信じられない出来事があった。

 

ど田舎の道を車で走っていたときのことだ。

 

当然、ど田舎の山道なのでそこまでスピードを出している車もいない。

 

住んでいる人たちも老人たちなので、軽トラックでマイペースで走っている。

 

それこそ20キロ〜30キロぐらいでちんたらと運転している年寄りもいる。

 

若干イライラはするが、そこは暗黙の領域で皆我慢して後ろをチンタラと走る。

 

これはど田舎ではしょうがないことなのだ。

 

しかし、今回話すケースは違った。

 

自分が普通の速度で走っていると後ろからX-TRAILが迫ってきた。

 

まあ、結構な速度で迫ってくるが、こちらも普通の速度で走っている。

 

すると、後ろから来たX-TRAILがこともあろうにあおり運転を始めたのだ。

 

蛇行運転をしだして、追い抜きたそうだったので、路肩に車を寄せて

 

追い越させてあげた。

 

そしたらお礼を言うどころかアクセルを空ぶかしして、イライラをこちらに

 

ぶつけるかのようにして去っていった。

 

まあ、普通はお礼を言うと思うのだが、こういう人間もいる。

 

こういうケースもたまーに遭遇する。

 

余程、イライラしていたのだろう。

 

しかし、今回のケースの場合は少し話が違っており、このX-TRAILを運転していた人間だ。

 

これが実は自分の元同級生で旧友だったのだ。

 

こちらはバックミラーで相手の顔を確認して初めて気がついたのだけれど、

 

相手はこちらに気がついていはいなかったのか?

 

いや、そんなことはないはずだ。

 

何故なら自分が当時乗っていた車は地元では他に誰も乗っていない車だったのだから。

 

別に高級車というわけではない、ただただ珍しい車に乗っていた。

 

だからこそ、この狭い田舎で認知されていないわけがないのだ。

 

ど田舎で生活したことがない人間には理解されないと思うけれど、ど田舎というのは

 

珍しい車に乗っていればそれだけで噂になる。

 

この令和の世の中でも恐らく変わっていない。

 

だからX-TRAILを運転していた旧友が認知していない訳はないのだ。

 

その旧友とは確かにもう20年ぐらい会っていない、当時勤めていた先で

 

他の同級生から噂を聞いたりとかする程度の関係性だったが。

 

比較的近所だったこともあり、昔はよく一緒に遊んでいたような記憶もある。

 

まあ、確かに変なプライドが高いような奴ではあったので、

 

分からなくもないが、まさか20年ぶりに会う旧友に煽り運転をされるとは思ってもみなかった。

 

結構ショックを受けたな、同時にもう関わらないほうが良いだろうなとも思った。

 

まあ、向こうも関わりたくないからそういうことをしたんだと思うが。

 

自分の地元の人間は結構陰であれやこれやと悪いことを言う人が多かったので、

 

いつの間にか悪い噂を流されていたのかもしれないな。

 

まあ、若い頃は地元の同級生たちと交流を持っていたし、かなり遊んでいたので

 

まだ自分の悪い噂みたいなのも囁かれにくい環境にあったのかもしれない。

 

それが交流を絶ってしまっていたので、今では好き勝手なことを言われまくってるんだと思う。

 

実際、この間も別の旧友に久しぶりに連絡してみたら、「お前の噂は聞いているぞ」みたいな

 

感じで含みを持たせた言い方をされたことがあったな。

 

「あの会社やめたらしいな」「まだ結婚してないんだろ」「一人でそんなとこで生活してんのかw」

 

みたいな感じで言われて、あ〜こいつと久しぶりに会って酒でも飲もうかと思ってたけどやめよ

 

って思った記憶がある。

 

正直言って別にどうでもいいと思うんだけどね、地元の会社辞めてもどこで何をしていても。

 

そんなので見下されていたらたまらない。

 

この空気感が嫌でたまらなかった、だからもう地元に戻りたくはないなあ。