鬼は護神

 

本来の鬼は

邪気を喰らい、邪気を弾く存在。

 

「鬼」というのはそもそも護神(まもりがみ)でしたが、人の邪気を喰らう姿から、いつのまにか悪い方にイメージがついてしまいました。

 

今のイメージは邪鬼(ジャキ)。

邪気の塊が邪鬼です。

 

これが「鬼退治」で出てくる邪鬼です。

 

だんだんと見えない世界を感じなくなってきた時代。

 

(記憶が曖昧ですが江戸時代だったかな??)

 

邪気というエネルギーを感じることが不明瞭になり。

忘れ去られ始めてきた頃に。

「邪気を鬼」として表現するようになりました。

 

鬼は

「邪気を喰らい。」

「棍棒で邪気を跳ね返す。」

 

鬼の本来の役割は邪気から護ってくれる存在。

鬼というのは、西洋の天使と同じように我々を助けてくれる存在なのです。

 

節分の鬼は邪鬼(邪気)。

 

「鬼は外」は災いを引き寄せる邪気を家から追い出し。

「福は内」は邪気がいない状態が福を引き寄せるためです。

 

豆を歳の数だけ食べるというのは、体の中に潜む邪鬼を追い出すということ。

 

なぜ歳の数だけ食べるのか?

それは歳を重ねると色々な不満や不安、苦悩が積み重なってきます。

仕事、家族、地域、友人関係の悩みの積み重ね。

 

子供の頃は

今に生きていました。

 

大人になると

今だけでなく、過去にも、未来にも向き合わなければいけない。

比較し、比較され。

競争や優劣に悩み。

嫉妬し、嫉妬され。

そうやって邪気が溜まっていく。

 

私は人間である以上は、それでいいのだと思います。

今の現代社会を生きていくには仕方のないことです。

 

表舞台で活躍している方々は、たとえ見えない世界を信じていなくても、邪気への対処を自然と行なっている。ただ邪気に対処することを怠るとガクンと落ちる。

 

意識して邪気を追い出すことで福を引き寄せることができるのです。

節分に限らず邪気の塊(邪鬼)を追い出す。

家、職場、自分自身に潜む邪鬼を追い出す。

 

では、どうしたら邪気を追い出すことができるのでしょうか。

見えない世界を活用するということは、邪気を追い出すことから始まります。

 

これまでも幾度となく言っていますが、第一選択は「水」です。

 

ご参考までに。

 

本日のご縁に感謝。

いつもお読み頂きありがとうございます。