今日は3Dマトリックスの上場日でした。
普段は抽選参加も当選もしていないIPOのことは書かないのですが、今回はあまりにもひどい結果となったので、書いておきます。(。>0<。)


3Dマトリックス(7777)
公募価格:2100円(100株単位)
初値  ;1200円(-42.8%)


名前と証券コードはかっこいいのですが、IT系ではなく中身は赤字バイオです。
過去10年間で2番目の初値値下がり率IPOとなりました。
しかし、値下がり率1番が、あの911テロ事件の直後(世界市場は大暴落)に上場した銘柄(プロトコーポ)ですから、3Dマトリックスは事実上の1番でしょう。


災害やテロ、市場暴落があった訳でもないのに、この値下がり率は驚きです。

(お付き合いで)引き受けた投資家も、まさかここまでひどいことになるとは思ってもいなかったでしょうね。
私も主幹事 日興から電話で「いい銘柄ですよ~」と勧誘がありましたが、きっぱり断りました。(;^_^A


先日、「証券会社の業績が厳しい」と書きましたが、最近以下のような記事が出ていました。
CB・PO・IPOなどの魅力がなくなってくると、もはや手数料の高い大手証券で取引する理由はないです。(たいした投資アドバイスも聞けないですし、、、)

証券会社の社員さんは、取引材料が少ないのに、仕組債や投信や公募割れ確実IPOなどを顧客にお願いしないといけないので大変ですね。


ということで、どうかPO規制はしないでください! ヽ(;´Д`)ノ



証券業界が厳しいリストラに見舞われている。
経営環境が厳しさを増す中、証券各社は経営の効率化を図るために人員削減策として相次いで希望退職を募っている。
ところが手を挙げた元従業員の多くは再就職が難しいという厳しい現実が待ち受けている。(夕刊フジ)

世界同時株安の影響は国内証券にも打撃を与えた。従業員の大幅な配置転換に踏み切ったのが大和証券グループ本社
今年4月以降、約550人の社員を主に営業部門へ配置転換、営業現場のてこ入れを図った。

また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では希望退職への応募が殺到、全社員の約2割に相当する1200~1300人程度を削減する方針だ。
みずほ証券も国内の社員数の5%に当たるおよそ300人をめどに希望退職の募集を実施、最大手の野村ホールディングスでも人員削減に踏み切る方針で、削減の中心となる欧州では従業員の5%程度を減らす計画とされる。

希望退職に手を上げる証券マンはどこへ行くのか。準大手証券勤務の社員はこう明かす。
「顧客をがっちり握っていれば、歩合外務員として心配は少ないでしょう。
しかし、腕に覚えのあるディーラーでも、東証が高速取引を導入したために勝手が違ってしまい、すっかり稼げなくなっているのが現実です」

コスト削減になりふり構わない証券会社もあるという。
「この夏の電力不足対応として行われた節電をいまだに実施している」(兜町の証券マン)のは当たり前で、役員報酬の削減はもとより、管理職の給与を減らす会社も出てきたという。

兜町では株価が当時のバブル崩壊後最安値をつけた2003年~04年ごろにもリストラの嵐が吹き荒れた。当時は東証1部の平均売買代金が現状の半分程度で、中には同4000億円にも満たない日があった。
「いま証券業界を取り巻く環境は当時より厳しい。リストラ策はまだ始まったばかりではないかと証券マンは戦々恐々です」と前出の準大手証券社員は語る。
株価と同様に、まだ底は見えないのか。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111020/bse1110202114006-n1.htm