寝ても覚めても | 神野翼の芸術つばらつばら。

寝ても覚めても

ゴールデンウイーク中に
第39回中之島まつりに参加してきた。


道徳ヒーローショー『エーヤンダー5』にて暗躍したり、手作り工作教室でベッタン作りを教えたりしていた。


今回、中之島まつりには初参戦したと思いきや、実は第33回中之島まつりにお面の先生として参加していた。


A-yan!! 神野翼の戯面芸術随筆-100506_192057.jpg

↑参加した事をすっかり忘れていたのだが、部屋の掃除をしていたらその時の写真がポロリと出てきた。

ちゃんとその時のスタッフTシャツも着ている。



実は、子供達のためにお面作り教室をしてくれと招聘されたもんで、神野翼も偉くなったもんだと勢い勇んで行ったもんだったのだが、

会場に着き、お面制作の道具を準備して、ハタと気付いた。

どうやって五つや六つの子供が神野翼流のお面を作るの?


ここで初めて自分の愚かさを悟り、青ざめた。
自分でも作るのが難しいものを小さな子供たちがどうして作れようか。

天地がひっくり返っても無理だ。


無理だからお面教室はやめた。


子供達と一緒にお面を作って遊ぶことにした。


四角い紙に目と鼻の穴を開けてかぶり、道行く子供達においでおいでをして、やって来た子供に絵の具のついた筆をハイと渡した。

最初はキョトンとしていた子も、すぐになるほどと悟り、白いお面のキャンバスに絵を描いていく。

そうするうちに他の子供達もやって来て、我も我もとお面作りを始めた。


ワイワイと道行く子供達とお面作りをして、30個も40個もお面を作っているうちに日が暮れてしまった。

大盛況のうちに幕を閉じ、僕を呼んでくれた人も大喜びで大成功だった。


なにより僕自身がとても楽しかった。


鼻は緑色になったけれど。

A-yan!! 神野翼の戯面芸術随筆-100506_192011.jpg


それから近くは神戸で、遠くは仙台など色んな所で色んな人達とお面作りをした。

A-yan!! 神野翼の戯面芸術随筆-100506_202814.jpg

言葉なんかはいらない。

ただお面をかぶって、絵の具を持っているだけでみんな笑顔になる。

A-yan!! 神野翼の戯面芸術随筆-100506_203043.jpg

苦し紛れで生まれたアートだけれども、立派なコミュニケーションアートになってると思う。

A-yan!! 神野翼の戯面芸術随筆-100506_202954.jpg




ただ僕の鼻は絵の具だらけになるけれど。