中学生になると、


いよいよ大殺界の片鱗が現れる



まず運動苦手だけど


ほぼ強制に部活入る雰囲気のため、


無難な部活に入るが


学内で一番厳しい部活であった。



そしてその激しい部活動から帰ると、


家には見知らぬ大人が訪れるようになった。


闇金の回収のためである。


このとき親父は闇金を借りていて、


その返済が滞っていたということが明るみになった瞬間だった


親父は自営業で、

運転資金を闇金から借り入れていた。

もうこの時点で終わってるが、

さらに怪しい仲介人に騙され売上を持ち逃げされたのだ。


親父はその犯人をずっと追いかけ回しているため家に帰ってこない。


ここからは悲惨


学校行く前の朝から借金取り


日曜朝にも借金取り


朝から法律相談所へ電話し


毎日のように泣く母


止まるライフライン


貧しい食事


離婚するかどうかまで発展


俺は謎の難病を患う

(軽度の不随意運動が起こるようになった)

この病気は一生引きずることになる



経緯は覚えていないが、

闇金問題は弁護士によってなんとか解決


犯人は逃げ切ったのであろうことだけは雰囲気で分かった。



その後、祖父のガンのため転校


ここまでが中学2年までのざっくりの流れ


転校先では執拗にトップ校に行けそうな人間と友達になり、戦略的に勉強に関する情報を自然と手に入れていた。


もちろん純粋に大親友として仲良くなったが、

その賢さのマインドが欲しかった。



それが功を奏し高校受験では、


中3から友人と同じ塾に通うと3ヶ月で模試でトップ校合格圏内まで伸びた。


先述の友人たちにも脅威の伸びと称され、


塾の先生には覚えがいいと言われたり、

模試に名前が載ったりしていた。

確かに小学生のころもよく先生から論理的思考力を活かした発言が一目置かれていたことを思い出し、やはり自分の行くべき道はこの方向性に間違いないと背中を押してくれたような気がした。



天狗になっていた俺は

親を喜ばせようとトップ校を受けたいと伝えるも、

両親共にほぼ中卒のため、理解されずに自称進学校に(1教科なくても受かるレベルの偏差値65弱のところ)に行く羽目に。


俺が家で勉強したことがなかったため

信じてもらえなかったのかもしれないが、

模試の結果が出続けているのだから普通に考えたら理解できるはずなんだが。

その普通の考えが通用しないのが毒親なのだ。


この頃はまだ親を信じていたため、

親のため思って親オススメの高校に身を置くことにした。


しかし、この高校受験からの流れもとんでもない火種となる。


こうして中学生活を振り返ると大殺界のために根を張り今にも芽を出そうとしてるような悲惨な出来事ばかりだった。



中学時点では闇属性にはまだなっていないが、

ここから闇の力に翻弄されることになる。


中学生編 完