ギリシャ棺の謎 エラリー・クイーン 著クイーンの国名シリーズの第4弾です。今回はエラリーが初めて難事件に挑んだ話で、若き日の彼の様子が描かれています。若く経験が乏しいエラリーは自分の能力を過信して、失敗を犯してしまう。今回のエラリーは今までとは違う一面を見せてくれます。クイーン警視や検事もエラリーの事をちょっと疎ましく思っているのが新鮮でした。それと、このギリシャの棺では魅力的なヒロインが登場します。エラリーとの掛け合いは読んでいて思わず頬が緩んでしまいました。今後のシリーズも楽しみです。