歴史で習う「冠位十二階」という制度。６０３年に聖徳太子が定めたとされている。

家柄にこだわらず、有能な人間を確保する人材登用のための制度である。さらに外交使節の威儀を整えるためでもある。

その名の通り、１２の階級があり、６つの色の濃淡で地位を表す冠を授けたのである。

色は古代中国の五行思想と関係があり、人間として大切な徳目である仁・礼・信・義・智と、最上の徳からなる。

この色を現在のプロ野球のチームカラーと重ねると面白い。セ・リーグでは、仁の青をチームカラーとしているのは、横浜、ヤクルト、中日。

信の黄色をチームカラーとしているのは、我らの阪神タイガース。そして礼の赤をチームカラーとしているのは広島。

人間として最も大切な徳目として定められた徳・仁・礼・信・義・智。それに呼応して定められた紫・青・赤・黄・白・黒。

しかし、このような立派な徳目を示す色を用いていないチームが江戸のほうにあるらしい。

あぁ、なるほど。人間として最も大切な徳目など関係ないとばかりに、聖徳太子が定めた色を用いていないから、色んな不祥事を起こすのだろうか。

当たらずとも遠からず・・・かも知れない。

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感謝　by　Ryuta