こんにちは。
11月も後半に入り、日本では有線大賞なんか放送されて、
いよいよ年末感が出てきたのではないでしょうか。
その前に街のイルミネーションが灯り始めてクリスマス感かな?
アメリカと日本ではややクリスマスに対しての感覚に差があるようです。
日本では一般的に、(俺を筆頭に)一部の寂しい人たちを除いて、
「クリスマスは恋人とロマンチックに。年末年始は家族でゆっくり。」
と考えている人が、多いのではないでしょうか。
ここアメリカでは、逆で
「クリスマスは家族行事でカウントダウンは恋人と」
ってのが普通だそうです。
映画なんかを見ていてもアメリカの映画では、そう描かれています。
そして、アメリカ人は日本のように年明けゆっくりはしません。
さすがに元旦は休日だけど、2日からは通常通りみんな働きます。
学校も冬期講習は2日から始まります。
余計な話はこの辺にして、今日のお題にいきましょう。
今日のお題は「映画の監督たち」です。
映画の監督と聞いて思い浮かべるのは、
キャンプ用の椅子に座ってモニターを見ながら、
メガホンかなんかを持って「アクション!」とか叫んでいるおっさんではないでしょうか?
確かにそれは映画監督だと思います。
しかし、映画の監督はその監督だけではありません。
他にも、撮影監督や美術監督などがいます。
では、この人たちは何をしていて、どう違うのか。
まず、監督について。
確かに、いろんなことを最後に決断するのは、きっと監督の大きな役目だと思います。
しかし、監督の持つ最大の責任は物語と演技についてです。
役者が演じる役は多くの場合が架空の人物です。
そこで、そのキャラクターに矛盾が生じないように脚本を作り、演技指導をしなくてはいけません。
例えば、ヤクザ役が「明日のお昼に来い!」とか言ってはいけないわけです。
なぜって?ヤクザが“お・昼”はないでしょう。そこは“昼”でしょうってこと。
セリフだけでなく、目線や表情なんかの細かい演技まで
キャラクターやストーリーにはまってる必要があります。
というわけで、監督は、ストーリーの中のキャラクターが完全に頭に入るように
何百回も台本を読み込むそうです。
その練るに練った台本を元に、具体的にどこがセットでどこがCGで撮るとか、
「このシーンは表情を撮りたいから、顔アップのショットにしよう」とか、
技術的なことに責任があるのは“撮影監督”という監督です。
「ここは、スローモーションにするから、このカメラを使おうとか!」
照明の色、量、位置なんかも照明担当を通して最終的には撮影監督がトップになります。
じゃあ、そのセットはどんなデザインにするとか、映画全体を通してどんな色味にするとか、
家具、小物、衣装やメイクなどのデザインに関することは美術監督が担当しています。
例えば、『オールウェイズ三丁目の夕日』の美術監督は、
きっと、
色味はオレンジを貴重にして、
当時の家具、家電、車はどんなで、具体的にどれを使って、衣装はどんな服で、
なんかを考えながらデザインしたんじゃないかな。
これだけではありません。
音響、編集、特殊効果、プロデュースなど様々な分野があります。
良くも悪くもすべてが監督の手柄みたいになりがちですが、
実はそうではないんです。
「良い話だった。」これは脚本家。
「迫力があった。」これは撮影監督。
「色がきれいだった。」これは美術監督。
「良い映画だった。」これは全員。かも。
映画は1人ではできません。
映画は何百人もの人が、それぞれの役割を全力で果たした結果です。
アカデミー賞にいろんな賞があるのは、
そういう人たちをちゃんと評価するためなんだと思います。
今度、良い映画を見つけたら、
監督だけでなく、撮影監督や美術監督に注目してみるのもいいかもしれないですね。
お気に入りの撮影監督や美術監督に出会えたら、
あなたはもう“映画上級者”と言っても過言ではないのである!
こんにちは。
今学期もだんだん終わりが見えてきて、
いくつかの授業では、もう最終課題の内容が発表され始めました。
ということで、
今回は今学期に俺が制作した作品たちを紹介したいと思います。
まずはこれ。

この作品は、CDのジャケ写を作ろうっていう課題でした。
“少女の秘めた内面をロックで解き放て!”的なメッセージが込められています。
あとはバンド名に注目!ビートルズじゃなくて、“ビーストルズ”になってる!ひひひ
2つ目。

この作品はタイポグラフィーといって文字を主役に画像を作ろう!っていう課題。
アゲハ蝶の羽の模様が“GLAMOUROUS(グラマラス)”になってるってのがポイント。
あとはバックの蜘蛛の巣も文字でできてます。
3つ目。

これは授業中にパソコンのカメラを使って、自画像を作るって課題。
20分くらいで作った作品だけど、地味に気に入ってます。
なんか良くない?
次はこれ。

これは“トリプティック”っていう構図で、
一枚ずつが独立した絵でなんだけど、3枚合わせて何か意味があるていう技法です。
この作品の場合、サメの絵が「危険」、ニモが「美しさ」、タコが「謎」を表していて、
3枚合わせて、「海」そのものを表現してます。
この絵を見た人が目で追っていく目線や色など色々計算して作ってあります。
最後は、三枚シリーズ。



これは、三枚シリーズの絵ってだけでトリプティックではありません。
トリプティックが続きモノのドラマなら、これは一話完結のドラマって感じです。
この課題では、スキャナで取り込んだ画像しか使えないっていう条件がありました。
なので、1枚目の木はスキャナで取り込んだ鍵とコインの画像だけでできています。
2枚目の女の人は、包丁の画像だけでできていて、唇も包丁の柄を加工したもの。
目玉もよーーく見ると包丁の画像の集合体になってます。
3枚目のフクロウは何百枚もの包丁と鍵とコインの画像を使ってます。
この三枚シリーズはしんどかったー。
何時間かかったか覚えてないくらい大変でした。
時間があったら、パソコンでズームしながらみてみてください。
俺の途方もない作業が想像できると思います。
まー、こんな感じです。
気に入った作品はあったでしょうか?
去年の作品と比べてどうですか?
レベルアップしたかな?
もう少ししたら、アートクラスの作品を紹介します。
来学期はアニメーションのクラスになるので、その作品もいずれアップします。
お楽しみにー!
最後にリンクは、プロダクションのクラスで撮ったショートフィルムです。
監督は違うヤツなんだけど、俺はサウンドを担当してます。
時間あるときに、見てみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=VBCvQ2qjjCs&feature=youtu.be
今学期もだんだん終わりが見えてきて、
いくつかの授業では、もう最終課題の内容が発表され始めました。
ということで、
今回は今学期に俺が制作した作品たちを紹介したいと思います。
まずはこれ。

この作品は、CDのジャケ写を作ろうっていう課題でした。
“少女の秘めた内面をロックで解き放て!”的なメッセージが込められています。
あとはバンド名に注目!ビートルズじゃなくて、“ビーストルズ”になってる!ひひひ
2つ目。

この作品はタイポグラフィーといって文字を主役に画像を作ろう!っていう課題。
アゲハ蝶の羽の模様が“GLAMOUROUS(グラマラス)”になってるってのがポイント。
あとはバックの蜘蛛の巣も文字でできてます。
3つ目。

これは授業中にパソコンのカメラを使って、自画像を作るって課題。
20分くらいで作った作品だけど、地味に気に入ってます。
なんか良くない?
次はこれ。

これは“トリプティック”っていう構図で、
一枚ずつが独立した絵でなんだけど、3枚合わせて何か意味があるていう技法です。
この作品の場合、サメの絵が「危険」、ニモが「美しさ」、タコが「謎」を表していて、
3枚合わせて、「海」そのものを表現してます。
この絵を見た人が目で追っていく目線や色など色々計算して作ってあります。
最後は、三枚シリーズ。



これは、三枚シリーズの絵ってだけでトリプティックではありません。
トリプティックが続きモノのドラマなら、これは一話完結のドラマって感じです。
この課題では、スキャナで取り込んだ画像しか使えないっていう条件がありました。
なので、1枚目の木はスキャナで取り込んだ鍵とコインの画像だけでできています。
2枚目の女の人は、包丁の画像だけでできていて、唇も包丁の柄を加工したもの。
目玉もよーーく見ると包丁の画像の集合体になってます。
3枚目のフクロウは何百枚もの包丁と鍵とコインの画像を使ってます。
この三枚シリーズはしんどかったー。
何時間かかったか覚えてないくらい大変でした。
時間があったら、パソコンでズームしながらみてみてください。
俺の途方もない作業が想像できると思います。
まー、こんな感じです。
気に入った作品はあったでしょうか?
去年の作品と比べてどうですか?
レベルアップしたかな?
もう少ししたら、アートクラスの作品を紹介します。
来学期はアニメーションのクラスになるので、その作品もいずれアップします。
お楽しみにー!
最後にリンクは、プロダクションのクラスで撮ったショートフィルムです。
監督は違うヤツなんだけど、俺はサウンドを担当してます。
時間あるときに、見てみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=VBCvQ2qjjCs&feature=youtu.be
こんにちは。
えらいもんで、今年もあと2ヶ月を切りました。
年を重ねるごとに1年間がはやく感じる今日この頃です。
少し私事を、
先日(金曜日)"Day of the Dead"というお祭りに参加してきました。
顔に骸骨のペイントをしたり死神のような格好をして、故人を弔うというお祭りです。
元々はメキシコの祝祭だそうで、
アメリカでも移民してきた人たちが受け継いでおこなっているらしいです。
ここミズーラでは近隣の学校が積極的に取り組み、
ダウンタウンの道を一部通行止めにしてパレードを催しています。
俺のアートクラスの先生はそういったイベントにとっても熱心な人で、
俺のクラスは先生が作った巨大な蛇(獅子舞のような物)に扮して街を練り歩きました。
さて、前置きが長くなりましたが、
今日のお題は「脚本」です。
今回は脚本の授業で学んでいることをぎゅっと凝縮して紹介します。
前回の記事で映画は複数の芸術的要素を持つ複合芸術であると紹介しました。
だけど実際のところ、ショットや色彩などは注目しろと言われても
映像の勉強した人かよっぽどの映画好きでないとなかなか分かりにくい。
おそらく多くの人が映画をみたときに感想を持つのは“ストーリーについて”、
つまり“脚本について”ではないでしょうか。
「いい話だった。」
「感動した。」
「ハッピーエンドでよかった。」
など、よくある感想は多くが“脚本について”です。
では、その映画の要ともいえる脚本を学問の目から見るとどうなるのか。
まず脚本には、誰が何をして(演出)、何を言うのか(台詞)が書かれています。
そのすべての演出と台詞には目的があり、無駄なものは1つもありません。
その“目的”は大きく“物語の展開”と“登場人物の発展”の2つに分類されます。
1つ目の“物語の展開”は物語を進めていくためのアクションのこと。
日本では、古くから落語などでもあるように、
面白い話は起・承・転・結の4部に分かれているべきとされています。
アメリカでは少しちがっていて、Beginning・Middle・Endの3部に分けます。
それは後半にむけて徐々に盛り上げていって最後にドーーンっとオチを付けるという感じ。
30度と60度がある三角定規を横に倒したような形の物語の流れが理想とされています。
もう1つの“登場人物の発展”はキャラクターの人物像や性格をみせるためのアクション。
英語では"Character Development"て呼ばれていて、
その登場人物がどんな性格でどんな環境や状況に置かれているのを説明するアクション。
フラッシュバックとかはこのためにあります。
これがうまくいくと、映画を見ている人たちが共感したり、
登場人物を応援したりすることができます。
これだけ聞いても分かり辛いだろうから、例をあげて説明します。
誰もが見ているであろう映画「アルマゲドン」で説明すると
映画冒頭で隕石が地球に接近するシーンがあります。
これは1つ目の物語の展開に分類できます。
「地球に衝突しそうな隕石をなんとかする」という
全体的な物語の方向を決めるためのシーンになります。
次に、主人公のハリー(ブルース・ウィリス)が
石油発掘反対の船めがけてゴルフボールを当てて、
娘とこっそりできてた彼氏を銃で打っちゃうというシーン。
このシーンは2つ目の登場人物の発展に属します。
物語の流れとは関係していないけど、このシーンがあることで観客は、
ハリーが無骨で乱暴者、男手一つで娘を育てていて、娘をいつまでもこども扱いなど、
「ハリー」というキャラクターの人物像をつかむ事ができます。
このように映画の中では、2種類の目的のアクションが同時に進められています。
観客は、登場人物の性格や過去などを知ることで感情移入や共感して、
映画の世界観に入り込み、物語が展開していくのを登場人物とともに興奮していく
っていう仕組みになっています。
モノをそっと置くのか、放り投げるのか。
マグカップを片手で持つのか、両手で持つのか。
姿勢が正しいのか、猫背なのか。
こういう小さい演出の一つ一つがキャラクターを作っていきす。
またこの2つはどっちが弱くてもダメ。
物語の展開だけよくて、キャラクター像がいまいちだと、
観客は感情移入をすることができなくて、なにが起こってもただの他人事になっちゃうし、
その逆でも、キャラクターはいいけど見せ場がなくて内容のない映画になっちゃう。
これは日本映画でありがち。三谷幸喜の映画とか。
授業では、こんな事をふまえて自分でオリジナルの脚本を書く練習をひたすらしています。
2、3週間に1つ新しい物語を書いてます。
みんなも、こんなことを頭において映画をみると
いままでは気が付かなかった監督のこだわりとかに気が付けて、
映画の新しい見方が見つかる...かも。
もし、
「読んだけど、いまいち理解できない。」
「『アルマゲドン』わかんない。」とか
「この映画だとどうなる?」とか
そういう質問やリクエストあったら気軽に教えてください。
お答えします。
写真は"Day of the Dead"の様子です。
一番左に写ってるのが俺のアートの先生です。本当はイケメンです。


えらいもんで、今年もあと2ヶ月を切りました。
年を重ねるごとに1年間がはやく感じる今日この頃です。
少し私事を、
先日(金曜日)"Day of the Dead"というお祭りに参加してきました。
顔に骸骨のペイントをしたり死神のような格好をして、故人を弔うというお祭りです。
元々はメキシコの祝祭だそうで、
アメリカでも移民してきた人たちが受け継いでおこなっているらしいです。
ここミズーラでは近隣の学校が積極的に取り組み、
ダウンタウンの道を一部通行止めにしてパレードを催しています。
俺のアートクラスの先生はそういったイベントにとっても熱心な人で、
俺のクラスは先生が作った巨大な蛇(獅子舞のような物)に扮して街を練り歩きました。
さて、前置きが長くなりましたが、
今日のお題は「脚本」です。
今回は脚本の授業で学んでいることをぎゅっと凝縮して紹介します。
前回の記事で映画は複数の芸術的要素を持つ複合芸術であると紹介しました。
だけど実際のところ、ショットや色彩などは注目しろと言われても
映像の勉強した人かよっぽどの映画好きでないとなかなか分かりにくい。
おそらく多くの人が映画をみたときに感想を持つのは“ストーリーについて”、
つまり“脚本について”ではないでしょうか。
「いい話だった。」
「感動した。」
「ハッピーエンドでよかった。」
など、よくある感想は多くが“脚本について”です。
では、その映画の要ともいえる脚本を学問の目から見るとどうなるのか。
まず脚本には、誰が何をして(演出)、何を言うのか(台詞)が書かれています。
そのすべての演出と台詞には目的があり、無駄なものは1つもありません。
その“目的”は大きく“物語の展開”と“登場人物の発展”の2つに分類されます。
1つ目の“物語の展開”は物語を進めていくためのアクションのこと。
日本では、古くから落語などでもあるように、
面白い話は起・承・転・結の4部に分かれているべきとされています。
アメリカでは少しちがっていて、Beginning・Middle・Endの3部に分けます。
それは後半にむけて徐々に盛り上げていって最後にドーーンっとオチを付けるという感じ。
30度と60度がある三角定規を横に倒したような形の物語の流れが理想とされています。
もう1つの“登場人物の発展”はキャラクターの人物像や性格をみせるためのアクション。
英語では"Character Development"て呼ばれていて、
その登場人物がどんな性格でどんな環境や状況に置かれているのを説明するアクション。
フラッシュバックとかはこのためにあります。
これがうまくいくと、映画を見ている人たちが共感したり、
登場人物を応援したりすることができます。
これだけ聞いても分かり辛いだろうから、例をあげて説明します。
誰もが見ているであろう映画「アルマゲドン」で説明すると
映画冒頭で隕石が地球に接近するシーンがあります。
これは1つ目の物語の展開に分類できます。
「地球に衝突しそうな隕石をなんとかする」という
全体的な物語の方向を決めるためのシーンになります。
次に、主人公のハリー(ブルース・ウィリス)が
石油発掘反対の船めがけてゴルフボールを当てて、
娘とこっそりできてた彼氏を銃で打っちゃうというシーン。
このシーンは2つ目の登場人物の発展に属します。
物語の流れとは関係していないけど、このシーンがあることで観客は、
ハリーが無骨で乱暴者、男手一つで娘を育てていて、娘をいつまでもこども扱いなど、
「ハリー」というキャラクターの人物像をつかむ事ができます。
このように映画の中では、2種類の目的のアクションが同時に進められています。
観客は、登場人物の性格や過去などを知ることで感情移入や共感して、
映画の世界観に入り込み、物語が展開していくのを登場人物とともに興奮していく
っていう仕組みになっています。
モノをそっと置くのか、放り投げるのか。
マグカップを片手で持つのか、両手で持つのか。
姿勢が正しいのか、猫背なのか。
こういう小さい演出の一つ一つがキャラクターを作っていきす。
またこの2つはどっちが弱くてもダメ。
物語の展開だけよくて、キャラクター像がいまいちだと、
観客は感情移入をすることができなくて、なにが起こってもただの他人事になっちゃうし、
その逆でも、キャラクターはいいけど見せ場がなくて内容のない映画になっちゃう。
これは日本映画でありがち。三谷幸喜の映画とか。
授業では、こんな事をふまえて自分でオリジナルの脚本を書く練習をひたすらしています。
2、3週間に1つ新しい物語を書いてます。
みんなも、こんなことを頭において映画をみると
いままでは気が付かなかった監督のこだわりとかに気が付けて、
映画の新しい見方が見つかる...かも。
もし、
「読んだけど、いまいち理解できない。」
「『アルマゲドン』わかんない。」とか
「この映画だとどうなる?」とか
そういう質問やリクエストあったら気軽に教えてください。
お答えします。
写真は"Day of the Dead"の様子です。
一番左に写ってるのが俺のアートの先生です。本当はイケメンです。


