98歳 頑固婆さんの 独り言 -4ページ目

98歳 頑固婆さんの 独り言

お花たちへの メッセージ

男女一人ずつ お手々つないで 幼稚園 制服 、制帽

何とも あどけなく 可愛い 確か 6歳で あったと 思う

「おば様 私ね 大きくなったら ○○ちゃんのお嫁さんに       なるの」 

嬉しそうに 息子と 手をつなぐ ○○ちゃんは 私の次男 

息子 彼女の腕を グイと 引っ張る 彼は 彼女が キライ らしい 

 

 

彼女の祖父は 大使様であったとか 

6歳の女子なのに お上品な言葉遣い 

 長男と二人暮らしの私 確か 春であったと思う 

50歳くらいの お品の良い夫人が 訪れる 

「どなた様 」「おば様 △△です」 ビックリ! 

「おば様 このお人形は 私が 作ったの オルゴールを付けました 

おば様の 傍に 置いて下さい 

主人が病院に いますので」と 急いで 帰っていった 

どうやって 私を 捜したのか 聞く間もなく 帰られた 

人形は 今 甥の孫の所で 大切に されて います。

6歳の頃から 今までの間に お互いに 変わってしまった 

人生とはと オルゴール聴きながら 振り返る

彼女 帰る時 「おば様 私は 雑草のように 生きてきました」と