男女一人ずつ お手々つないで 幼稚園 制服 、制帽
何とも あどけなく 可愛い 確か 6歳で あったと 思う
「おば様 私ね 大きくなったら ○○ちゃんのお嫁さんに なるの」
嬉しそうに 息子と 手をつなぐ ○○ちゃんは 私の次男
息子 彼女の腕を グイと 引っ張る 彼は 彼女が キライ らしい
彼女の祖父は 大使様であったとか
6歳の女子なのに お上品な言葉遣い
長男と二人暮らしの私 確か 春であったと思う
50歳くらいの お品の良い夫人が 訪れる
「どなた様 」「おば様 △△です」 ビックリ!
「おば様 このお人形は 私が 作ったの オルゴールを付けました
おば様の 傍に 置いて下さい
主人が病院に いますので」と 急いで 帰っていった
どうやって 私を 捜したのか 聞く間もなく 帰られた
人形は 今 甥の孫の所で 大切に されて います。
6歳の頃から 今までの間に お互いに 変わってしまった
人生とはと オルゴール聴きながら 振り返る
彼女 帰る時 「おば様 私は 雑草のように 生きてきました」と
