日本三大淡水魚を釣りたい!
ってっことでまずは一番ハードルの低そうなやつ?ビワコオオナマズを釣るため実家のある関東から青春18切符を使い約12時間かけて関西は琵琶湖水系の京都・宇治川までやってきた。駅を降りる前に電車から見えた川の水量には期待と不安がおり混じった。
駅をおりてしばらくすると「平等院」の看板が見えて、宇治橋、そして紫式部の像が観光客の目を奪っている。でもまさか中学校の時に修学旅行で着たこの地にこんな形で戻ってくるとはあの時の俺は全く思ってもいなかっただろう・・・。
最初にやるべきことは情報収集!釣り人を探し川沿いを歩いていたら早速いた!ってかこの宇治川平日だというのにバサーが多い!いかにもって感じなポイントには大体誰かしらいた。
魚影と釣り人、関東と関西の圧倒的な差を見せつけられた・・・。その分情報は入りやすいんだけどね^^
が、しかしバスを釣ってる人は結構いるのにオオナマズについての情報を詳しく知っている人は意外と少ないんだよね。共通して皆が口をそろえて言うことはこの川全体にいるといった感じである。
事前にネットで得た情報によるとダム下にいるらしいので上流を目指して川沿いを歩くことにした。
途中まだ日が落ちていないというのにクリアな水面下、ウナギがバスの群れと一緒に泳ぐ姿は印象的であった!
宇治川上流部、ダム下の橋につくころには日が暮れてしまった・・・。
幸いにも?自分には霊感がないのでこういった山の中の暗闇でも多少なり明かりがあれば割と怖くない。
・・・・・・てか今からどうしよう!!?汗
時刻は7時ぐらい。餌となるギルはいたがもう時間的に釣るのは厳しい。
そうこうしているうちに行き着いた場所は宇治川上流部にある公園ともいえぬ小さな広場。水道もありトイレも近いそこは何かと便利なので宿泊地として目星をつけておいた。
(あれ!なんだこれ!?)
その小さな広場の常に流れる水道の下にある大きなバケツには網がかぶせてありその中になにやら小さな魚が入っているではないか!(誰かがここで飼ってるのかな?)
テントの張れそうな場所も見つけたことだし、腹も減ったのでそのテントの入った重いバッグと竿の入ったケースをその場に置き、駅近くのコンビニまで食料と飲み物を買うためにまた戻ることにした。
ローソンの水いいね!1.5Lで105円。コンビニ前、カップラーメンをすすり、二本ボトルの水を買って広場に戻る途中、宇治川の暗闇の中ヘッドライトが見えた!!
予想はついたけど何をしているか聞く。
「ナマズですぅ」
(おっしゃーー!!!頭のおかしな人じゃあない!有力な情報所持者だ!)
カンニング竹山似のその人に早速自分はわざわざカントーからオオナマズを釣りにここまで来たことを伝える。(同情して貰いより多くの情報を得るため^^)
結果として色々と多くの情報を得た。
1、宇治橋からその上流ダム下までけっこうどこにでもいる。
2、岸沿いのシャローにやる気があるやつは回遊している。
3、オオナマズは白い。
4、5月6月、10月頃がたくさん釣れるし大きいのもいる。
5、大きい魚体♀は最近めっきりいなくなった。
そしてポイントまでわざわざ一緒に歩きながら教えてもらっている途中に懐中電灯でふと照らしたその先の浅瀬にいた白い物体をみてテンションがすごくあがった!
竹山似の人「アレそうですよ!」
俺「ホントに白いですね!!」(姿も拝めず帰ることも予想していたのでぶっちゃけこの時点で幸せだった)
テンションがあがったところでギルがいなければ釣れない・・・。
とりあえず今日は寝るか?そんな中ふとあることを思い出した。
あの小さな広場の水道から流れ出るバケツの下に魚が数匹入っていたことを!!
早速近くにあった網ですくってみるとタナゴと、カマツカであった!
(誰かがキープしたのかな?でも本当に大切なら持っていくはず・・・)
でも良心に咎められそれを使うことはできなかった。
そんな中また釣り人を発見したので何しているか聞いてみると、バスの夜釣りであった。
しかもビッグベイト使用者。こういった人にはうまい人が多い。歳も同じぐらいだろうか?
話を聞いてみるとつい最近も1m切るぐらいのオオナマズを釣ったとの事。
「ルアー持ってきてますか?」と聞かれ「もってきてますよ」と答えるとせっかくなので餌にこだわらずルアーで狙ってみようといわれた。
それもそうだなと思い持ってきていたバス用のロッドとリールにルアーをセットする。
(でもここまできてしまったら餌の方が釣れるんじゃあないか?)
早速戻って先ほどのタナゴとカマツカをゲットする(良心は何処へ?)
ヘビーシンカーでのダウンショットでタナゴをセットしたあとはその場に竿をセットしてしばらく雑談。
心地よい京都なまりの敬語で話す彼はとても感じの良い兄ちゃんで話が盛り上がった。
その後兄ちゃんをその場に残しルアー(トップ)で下流を狙いに行った。
しばらくして流れの強い下流部のヨレのとこを引いてきたときである。
白いのが追ってきた!!
が、食わせることができなかった・・・。
早速兄ちゃんのところへ報告しに行く!
「飲み物おいときました。明日仕事あるんで帰りますね。明後日また来るんでボロいジープ見かけたら声掛けてください!」
かっこよすぎるぜ!!また会いたい・・・
兄ちゃんが去ったあとに一人で飲んだコーラは久々にうまかった。
ルアーロッドを置き、代わりに生餌のついたロッドを手にする。
そして先ほどの追ってきたポイントの浅瀬に仕掛ける。
約10分後ぐらいに白いのが近づいて来た!!高鳴る心臓・・・
が、なかなか食わない。
餌の周りをぐるぐると回り見つめると、どっかにいってはまた帰ってきて餌を見つめたあとどっかに行く。
そんな感じで一度上げてみると生餌のタナゴのシッポ側右半分に噛まれた痕跡みたいなのがあった。
また仕掛けるとやっぱり数分後に白いのは戻ってきた。
が、ぐるぐるまわって見つめているだけでなかなか食わない。
しばらくの間気長に待つと
「こん・・・こん!」
(喰ったーーーーー!!!!!!!)
「おらぁ!!」 全力でフッキング!!
・・・・・。
抜けてしまった。
ちと早かったようだ・・・。
もっと食わせるべきだった。
回収したタナゴがナイフで切ったように半分になっていた・・・。
ピラニアにでも食われたかのように。
不思議と落ち込まなかったのは今後に期待できるからだろうか?
初日終了。

