最初の家出から1年が経過したころでしょうか。再び私が家を出る日が突然やってきました。前回の時は、家出後妻の兄弟には事情を説明しましたが、2回目は私の方が頭にきてしまいまさに突然でした。
何気に自宅で洗濯物を畳んでいると、妻が私のところへやってきて、「〇×銀行の通帳見せて」等と言ってきた。私は、「もう解約したから無い」と返すと、「いいやあるはず。見せて」と言ってきた。私はこの時、副業収入のすべてをこの口座に入金していたため、突然聞かれたこの時「解約した」と答えましたが、私にとってこの口座は将来消息をたつためのお金だったので、どうしても知られるわけにはいきませんでした。しかし、その後「じゃあ、もー夕飯作らん。お前作れ」等と言ってきたため、私は頭にきてしまい、「もーいい。もう俺は知らないから」等と言って再び家を出ました。
この日は週始めの月曜日。とりあえずクレジットカードは置いてきたので、あとは何とかするでしょう。
この日から、週末まで、車中泊の生活が突然始まりました。なんでこんな生活を私がしなければならないのか、全く理不尽だと思っていましたが、こういう事もたまにはないと、正直私の気持ちが持ちません。
幸いにして、職場近くに24hのスーパーがあるので、毎日この店のお惣菜を値引きシールが貼られる時刻に購入しては、3~4日間は過ごしたと思います。お風呂はまん喫のシャワー。不便な生活ではありますが、妻が少しでもその置かれた状況を感じてもらうためにとった行動です。
そして、何とか土曜日の朝までたどりつきました。その日は、妻が当時別の病で通院していた病院の受診日でした。私がもっていた診察券や保健証は、家出の際おいてきていたので、本人さえ動けば受診は可能な状況でしたが、私の目には、たぶん自分では病院へ行けないのではとの思いがあったので、この日の受診時刻頃にやむなく帰宅することに。
この時、家に入った瞬間、長男は私の突然の帰宅に驚いたような顔をしたあと、近くにいた妻の顔を見上げた様子を今も覚えています。そして、数日ぶりにあった妻に、「病院行くか」と声をかけたところ、「今電話して、予約をキャンセルした」と。やはり、自分の意志では行けないのは私の思った通りでした。続けて、「もう戻ってきたら?」と、私に問いかけてきました。
そう言われた時の私の気持ちは、前回の家出同様、正直戻りたくはありませんでした。でも、子供の保護者として、私自身が育児放棄と言われてもおかしくない状況。妻と一緒にいる事は耐え難いものですが、いつまでも続けるわけにも行かず、やむを得ず戻るしか私に選択肢はありませんでした。
以降、家出はしていませんが、相変わらず家には出来るだけ居たくない気持ちに変わりはありません。
ですので、この時からさらに平日のアルバイトを増やしていくきっかけにはなったと思います。
これをきっかけに、副業収入のお金はさらに別の口座を開設して、絶対にほかのひとに見られないようにすることにしました。
でも、いくら副業収入を妻の見えない口座に移したとしても、本業収入の入っている口座のお金が残高不足に陥れば、副業収入から補填するしかありません。
続きは次の機会にアップデートしたいと思います。