【 遠方より来る 】
 

 

 

 

先週、学生時代の友人が栃木から現れた。
彼は山男で、今回は久住山から法華院に付き合うことに。二人とも善行の少ない人間ながら、神の情けか、文句なしの好天。こんなに澄んだ久住山には初めてお目にかかる。

山に近づいてくると、山頂にあそぶ人の様子までこの日はくっきりとわかる。
草原に差しかかり、ふと見上げるとひこうき雲が天にまっしぐら。

 





 

 

 

山中の昼飯に彼が湯を沸かし、コーヒーを淹れてくれる。この男の淹れるコーヒーが旨いのだ。
学生時代、冬のバイト帰り、彼のおんぼろアパートに寄ってコーヒーを飲ませてもらっていた。テーブルは廃物の道路標識だったのを思い出して笑った。

 



 

この時期、平日の法華院温泉は人も少なく、ゆったりのお湯は何ともぜいたく。星降る「坊がつる」草原にはテントが3つ4つ。昔の話や、なにやかや話しながら、良い山旅になりました。