空想論議大戦争勃発中 -2ページ目

空想論議大戦争勃発中

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180通目のメール内容
「もう明日はそこに来てるよ」
訳も解らず画面が歪んだ
気付けば外は雨が落ちてる

戦慄の中で私は探した
宛名が消された手紙を

fromに書かれた愛の言葉も
今では誰のか忘れてしまった
それでも何かを待っているのは
私の手首に傷を付けたから

180通目のメール内容
変わらずに送られてくる
タイトルはいつも「13の答え」
私は迷わず外へ飛び出す

恐怖の跡を踏みつけたら
厭な匂いだけが残る

読みかけの絵本色褪せた紙
また何かを忘れてみませう
思い出すのは余りに酷で
手首の傷をキスで埋めてく

きっと最期の愛の言葉は
一羽の鳥になって飛んでく
それでも何か探してるのは
誰かが傷を隠してたから
塵にまみれた路地裏で
鮮やかに紅が散れば
冷や汗が頬を流れて
口許が少し緩む

夏の草は夢か現
白銀の空は揺れる
何も映さない眼が
汚れた地の色を知る

狂い咲く桜のように
冷えきった刃で刻む
あどけない心のままで
残酷な思惑を断て

踏みにじられた想いさえ
儚く消えてしまえと
涙はいずれ雨に成る
春の風に身を任せて

友の姿は夢現
漆黒の視線の先
血に濡れた首筋は
花魁より美しく

狂い咲け桜のように
情熱の瞳で刻む
曲がらない心のままで
無機質な未来を断て



恋は突然に
終わりのラインを越えて
あても無い犬に
なったような気分

涙は止まらない
枯れる悲しみじゃない
歪んだ視界
明日はやってくる

綺麗な横顔
2ヵ月前の宣言
「早く大人になって
私を好きと言わせるわ」

こんなにもこんなにも
好きなのよ胸は苦しい
どうして私なのよ
神様は酷いヒトね


もうかれこれ
1年が過ぎたんだね
あと半年で
お別れを言わなきゃ

でも死んだって
気持ちは変わらない
あなたの事
大好きなのよ


黒の癖っ毛
あんなに遠くに
他の子に笑顔を見せて
ああもう憎いけど愛しい


こんなにもこんなにも
好きなのよ好きなのに
叶わないこの想い
全てが私と一緒に

消えていく跡形もなく
貴方は私を忘れて
早く幸せになりなさい

意地悪な神様
最期にお願い
生まれ変わっても
あの人に会わせて下さい