近代オリンピック大会の

1896年の第1回大会~第3回大会

(アテネ大会、パリ大会、セントルイス大会)までは、

トラック陸上は、右回り(天から見て時計回り)を採用しています。

 

 

走者の右腕が

いつもトラックの内側になる走り方でした。

 

左回り(反時計回り)に変わったのは

1908年の第4回ロンドン五輪からであり、

その4年後に設立された

国際陸上競技連盟(IAAF)が正式な

ルールとしても左回りを採用しました。

 


その内容は「左手が内側になるように

走らなければならない」というもの

"LEFT HAND INSIDE"

 

その後、そのルールは改正されることなく

今日に至っています。

このほうがいい記録が出たのです。

だから左腕ののほうが

感覚的な使い方になります。


 



効き足の如何に関わらず、

トラックのコーナーを逆回りに全力で走ると、

何か不自然さを感じ、遅くなったような気がしますが、

 

幼い頃からトラックを左回りで走ることで、

走り方がそれに適応したためです。

 

問題は、なぜ左回り走りか?

その理由はいくつかあるそうです。

 

1)心臓が体の少し左にあり重い臓器の肝臓が右にあるので

人体の重心は基本、左に偏りやすいから反時計回りのほうが走りやすい

 

2)右足が器用な足なのでこの方が記録が出やすい

 

3)欧米の文字文化は左から右に文章が流れるので

  多くの人の視線が左→右になる。

  目の前の直線コースの走者が

  左→右に走ると自然に違和感なく応援できる

 

ここで注目したいのは、右手、右足は左脳支配です。

左脳は言語、分析、論理脳です。

 

左手、左足は、右脳支配下で

空間、イメージ、芸術脳です。

 

多くの天才も左利きです。

 

レオナルド・ダ・ビンチ

エジソン

ベートベン

ニュートン

ビル・ゲイツ