https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2022030831771?cid=jp-5N8N91PYV7

 

 

1連動性を意識する

 

体は骨、筋肉、筋膜 (p.50 参照)、 神経などでつながっ ています。 

また、 姿勢、 呼吸、 意識がすべての動作に 連動しているため、

こうした体の連動性に意識を向け ることが、

 日常の動きを楽にする体の使い方の第一歩 になるのです。

 

2力まない

 

力みなどにより、 体が部分的に緊張すると全身のつな がりが失われるため、

力の抜き方を習得しましょう。 

力みの減少に伴い、骨に任せるような、重みを骨に預 ける感覚が生まれます。

 

 

3丹田を起点に

 

「丹田」 とは、日本の伝統芸能や武道の多くに通じる 身体感の要です。 

その解釈はさまざまですが、 本誌で は「へその下三寸 (約10cm) の、 おなかの内側全体 に感じる膨らみ」 を指します。

 丹田を意識して呼吸や 動作を行うことで、無理なく最大限の力を発揮するこ とができます。 

また、丹田と深いつながりがある腹は、 本誌では「肚 はら」 と書きます。

 

 

4ぶつからない・柔らかく

 

階段を上るときに体を持ち上げる足裏、 何かを押す手 のひら、

つり革につかまる手の内など、 体の接触面の 力みをとり、 

柔らかく接することで力が作用しやすく なります。 

コツは 「ぶつからない・柔らかく」 です。

 

 

5複数の方向を意識する

 

運動時に動きの方向とその反対方向の力や流れを意識 します。 

押すときには引く、伸ばすときは反対方向に も伸ばすなど、

 1方向に集中せず、 複数の方向を意識 できるようになると

潜在的な力が発揮できます。