緊急事態宣言の一部解除がでるかどうかの日。
これまで我慢に我慢を重ね、一日も早い収束を願って一丸となってステイホームに取り組んできた結果の今日。まだまだ油断できない状況には変わりありません。
この間、何を考えてきたかが問われるようになるでしょう。
アフターコロナといわれるようなことがいろんなメディアで取り沙汰されていますが、まだまだ今すべきことがあるように感じる今日このごろです。
人との交わりも大きく変わるのでしょうか。
人としてのスキルもまた進化するのでしょうか。
前回「心を込めて聴く」ことから始めることをお伝えしました。今日どれだけ実践できただろうと思うとき、やはり自分中心になっていたように感じます。
心を込めて聴いた相手の話、どうでしたか。
相手の気持ちを理解できたでしょうか。
育った環境も趣味も家族も違う中で、一番の基本は自分と相手が「別人格」だということを再認識することからではなかったでしょうか。
親しくなるにつれ、相手も自分と同じ考え、思いだろうと自然と無意識に言葉を発したり、態度をとっていませんか。
知らない間に相手への希望や期待が膨らんできませんでしたか。
そうなると「自分中心的」と受け止められるような言動に繋がっていきます。
気を付けたいものです。
心を込めて聴いた内容を今回ははっきりとさせて、今度は自分の考えを伝える番です。
相手の心中がわかりにくいなと思ったならば、まず、「質問」をしてみることです。相手の「興味や意図するところ」を理解するのです。
そして自分の「考え」を整理して相手に伝える作業になっていきます。
説明下手、話がながい、わかりにくいという問題をクリアにしていくための第一歩と理解してください。
相手の立場を考えを自分ならどう捉えるかが問題です。
例えば、上司から「明日の締め切り大丈夫か」と聞かれた場合、どのように答えてますか。
大抵は「大丈夫です。」でしょうか。何も考えていない部下ならば、まだ時間ありますよね、残業もありですか。なんて稚拙な答えをする輩もいるようですが、論外です。
だいたい締め切りまじかになるまで、進捗状況を報告していないこと自体どうかと思うのですが、
上司は、心の中では、トラブルはないか、問題があるのではないか、問題があれば調整しなければならない、など様々なことを考えているものなのです。
答えるならば、進捗がどの程度進んでいるのか、あとど れくらいで完了するのか、上司に完了の報告をいつまでにできるのか伝えるべきでしょう。
「報告が遅くなって申し訳ありません。9割終わっています。今日の●●時までには終わる予定です。」
とまず、遅くなったことに対して謝る。上司としては報告がないから気が気でないんです。
以上のように相手の立場を理解した上で自分の意見を述べることもまた大切になります。
コミュニケーションが「相手と自分の認識のズレ」を修正していく作業であることを以前記載しましたが、相手の立場を理解することも
この「ズレ」を解消する1つの方法でもあるのです。
今日は「相手の立場」を理解しよう。
ということで締めておきます。
それではこの続きは次回。