男女雇用機会均等法以来、職場への女性進出により、幅広く仕事が広がった分、その負担はけっこう大きなものとなりつつあります。
心のバランスの問題。
ハードな職務を課す企業でどれほどメンタルケアの対処ができるのだろうかと思うのであります。
メンタル面で企業や組織の上司など、どこまで配慮されているのでしょうか。
高度経済成長時代と違い、いろいろな価値観が混在し、業績自体も右肩上がりでない現在、仕事は多い反面、成績が上がらない企業での内部的な圧力もみえないけども大きなものとなっているようです。
女性の心の病の今を見てみます。
○ピンジパージ症候群~若いOLや女性に増えている摂食障害の一つです。欲求不満や空虚感が重なる結果、やけ食いをしてしまい、自己嫌悪に陥り、食べたものを吐き出したり、下剤を常用するようになります。
対処方法⇒気持ちをさっぱりできる機会を見つけて気晴らしをすることが必要。同じ年代の仲間と話合うことも有効。
○空きの巣症候群~手をかけてきた子供が進学、就職などで成長し、夫も仕事に専念し、自分だけが空っぽの巣に取り残されたように感じること。
また空虚感、そううつ感など心身の症状が表れます。
対処方法⇒ます、夫が妻の気持ちを理解し優しく接すること。また女性も子育て以外の生きがいを持つことです。
○スーパーウーマン症候群~女性の社会進出とともに拡がっています。妻、母、社会人の役割をすべて完璧にこなそうとする女性が陥りやすくめまいや息切れ、虚脱感などが現れます。
対処方法⇒すべてを100%やり遂げようというのではなく、多少の手抜きをすることも大事です。
症状によっては、カウンセラーか、専門医に相談しましょう。