ブログネタ:原発再稼働どう思う?
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原発問題が社会でこれほど議論され始めたことは、日本にとってよかったことだと思います。
何十年も前から、特段のニュースではなく、細切れの原発問題として表面化されたり、されなかったりと、どこか曖昧にしてきたような原発問題。
表裏、いろいろな利権が絡まりあって、稼動かそうでないか、稼動しない、脱原発なら代替エネルギーはどうするのかという根本的な問題の議論なしにここまできてしまって、あの大震災を迎えてしまいました。
これは、私たち日本人がもっとも反省すべき点であろうと思います。
原発発電のエネルギーもどこかで経済発展の牽引をしてきたことに対する後ろめたさみたいなものが、議論を先延ばしにしてきたのでしょうか。
原発の停止は、産業や景気に影響するといった見方もあるようですが、果たしてそうなのだろうかって思うわけです。
生物は、環境に応じて、そのスタイルを変化させてきました。寒い時期には、それに対応できる進化、また暑いときには、それ応じた進化をしてきたはずです。
人間もそうです。これまで、便利さをより便利にするために、開発が続き、人本来の機能を低下させてまで、資本主義の流れと発展の利益を享受してきました。
どこまでも続く果てしない人の欲望と技術開発でお金と利権がくっついて、より人本来の生き方を見失ってきた時代であったとも思います。
しかも、日本が地震大国であることへの注意がないがしろにされ、それに対する予防と耐震性と安全を強調しながら今日まで至ったことは、単なる、私たちの慢心でしかありません。
代替エネルギーの開発も必要でしょうが、今の環境、これからの環境に応じたライフスタイルの変化と進化も私たち人類に求められていることだと思うわけです。
停止か稼動かという極端な議論の前に、この日本と地球をこれからの世代に引き継ぐ「あり方」を今模索していく時期が今であるように思います。
地球と宇宙と共存しうる、エネルギーシステムを構築していく猶予期間を与えら得れているにすぎないことをもっと意識して生活の根本を見直さなければ、原発再稼動の意味がないように思うのであります。
それでは。