思い込みと『詐欺』 | スタートアップ企業のための資金繰り・集客課題解決するBtoBワンスポットサービス‼️総合ビジネスプロデューサー「マーシークエスト」

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人とつながり=信頼が必要です。


互いに、暗黙の信用というものがあります。口にしなくても、約束や行動に相手に対して、基本的な了解が存在します。


先日のテレビで、新たな詐欺の手口が放送されていました。


根底にあるのは、日本の「義理人情に厚い文化」だそうです。


それを逆手にとり、心理操作をしながなら、言葉巧みに、騙す手口。


スーツを着て、身だしなみをちゃんとしてくるセールスマンと、茶髪でジーパン、またアクセサリーをきた人とどちらが初対面で信用できるかというものがありました。


当然?スーツきて、誠実そうな身なりの人に信用を寄せるという結果になります。


しかし、詐欺師やその集団に多いのは、スーツで誠実さを現す前者が多いとか。


真面目なセールスマンにとっては迷惑な話。


さらに、身分上、警察や公的組織の構成員を装い、心理的安心感を与え、また不安も与え、信頼感を醸し出し、結果、多くの金銭を騙し取る手口。


最初、必要以上に優しく接してきます。ここまでしてもらってという心理的負い目を感じさせる訳です。


制服や身分上の信頼の他に、人としての「情」を使い、詐欺師側の策略にはめていく方法。


心理的に「優しく」接してきた、または、気にかけてくる、一見人格者を装い、その見返りをその裏の目的に近づいてくる輩には注意しなければなりません。


身近な問題でよく聞く話ですが。信頼できる集団の中の詐欺師の一例です。


その手口を分析しました。


ある集団に属していて、その集団の信頼を背景に、言葉巧みに集団員に近づき、しかも、その集団員らしく、「優しさ」を装って表面的な信頼を築くことからはじまっているようです。


必要以上にお世話を始める→何もわからない不安な個人は、なんでも任せていれば大丈夫と安心する。→しばらくお世話をし、いつでも気にかけていると感じさせる。


電話したり、会ったり、相談にのったり。→すこしづつ、自分の言い成りにしていく。→それには優しいだけではだめで、時に「恫喝」して怒ってみせる。


→心理的恐怖感を個人は感じる→「この人には、刃向かえない!、しかもいろいろしてもらった負い目がある・・・。」と感じるようになり


→自分の意見がいえなくなってくる。→しかも、同じ信頼している集団の構成員だから、間違っても、自分にとって不都合なことは絶対しないという思い込みが生じる。


そういうことは考えもしないでしょう。


絶対的主従関係ができてしまいます。親分子分みたいな関係。最初は、対等だった関係です。


それがいつのまにか、この人の手口にはまり、いつしか、絶対服従を余儀なくされる関係になってしまいます。


しかも背景には、絶対的信頼をおく集団とそのブランド。そこに籍を同じくするものという安心感がさらに思い込みを強くさせていきます。


結果的にこの詐欺師はどういうことをはじめたか?


「~~~ということで、○○くらいお金が必要になるのよ。すこしお金を貸してくれない?」


そう、金銭の要求。貸し借りです。最初小額の金銭の要求です。


「まあ~、それくらいだったらお世話にもなっているし。(断ったらあとが怖そう・・・。穏便にすむなら。しかも、この集団に属しているのだから安心、きちんと何も言わなくても返済してくれるだろう。)」


一回目、小額の借金は、返済してくれました。

(よかった。)


しかし、時を同じくして、


「ごめん、これだけ、お金が必要になったんよ。これだけ貸して。」


この前より多くのお金。


(まあ~、この人も大変なんだなあ。この前の返してくれてし、大丈夫だろう。)


と貸します。


返済日。


「予定していたお金が入ってこなかったのよ。ごめんね。○日にははいるから。」


(まあしょうがない。自営だろうし。)


今度は一部の返済。


「生活が苦しくて、お金がはいらないのよ。また今度にしてくれる?」


返してくれなくなりました。多額のお金をこの人に貸していることに気がつきました。


そして、マンを持して


「これまで貸したお金を返してください。私も生活があります。」


「今お金ないわ!ないのに、どうして返せ!っていうのよ!!」



逆切れ!!


この旦那に直談判して、解決をしようとすると、


「嫁がやったことだから、自分には関係ない!!」

と知らない顔。


それどころか、


「そんないうように、あなたがなるなんて。偉くなったものね。もう縁を切るわ!この集団だけの付き合いにしましょ。」


と最後には、この言葉を言われたそうです。


この金銭の貸借だけでなく、半ば、金銭の保証人にまでなってしまった人もいるようです。


絶対服従の関係を構築した、この女傑。


この関係を複数にわたり作り上げているようです。


キャッシングの名義貸しをさせたり。保証人にさせたり、身分証の身代わりをさせたり。


この女傑、最初から、人を選んで近づいてくるようです。

気が弱そうな人、優柔不断な人、決断を他人に任せる人、義理人情に厚い人。

逆に自分に自身を持っている人(自分は騙されないし、社会的にも頑張ってきたという自負がある。)



そして、面白いことに、これは自分のいいこと聞かないと見切りをつけたら、相手を恫喝して離れさせるか、自分から離れる。


または、強すぎる相手に対しては従順を装う(チャンスを狙っている?お金を取る??)


泣いて、情に訴える手段を使います。自分より強い相手に対しては。その手段を使うのは親分肌で、情に厚いタイプに対して。


いろいろ使い分けているのがわかります。



こういう輩に騙されないようにするには、「自分はけして騙されることはない。」という根拠のない自信は捨てること。


謙虚に「自分は何もわからないし、いろんな人の意見を聴かないとわかりません。」という姿勢を保つことが大事。


必要以上に親切をしてくる人には、注意すること。所属する集団と個人は別物だと区別すること。


その場で無理な相談を受けたときには、即答せず、信頼おける第三者に相談すること。


まずは、絶対的服従の呪縛から、いったん離れる努力をしなければなりません。


一息ついて。


詐欺集団でなくても、身近にいる人間関係。



相手の心理操作にはまり込まないように、最初の接し方から「観察」しておくことと、その人に対する評判や評価などの情報を前もって入手するなどの工夫をしておきましょう。


なによりも「思い込み」をすてること。


これが騙されない唯一の方法でしょう。



それでは。