私たちの体は使わないと衰えていきます。とくに筋肉は顕著です。例えば、腰痛の多くは腹筋と背筋が低下することが原因として挙げられます。
またすこし歩いただけで足が疲れてしまうのは脚力が知らない間に弱っているためです。
今の生活がとても便利になって筋肉を動かすことが少なくなってきている結果どうしても衰えてしまいます。
活動的な生活を送る為に、体全体の筋肉を使うことで筋力の衰えを防ぐことが大切です。そのため胸部、腰部、背中、臀部、大腿部などの筋肉を鍛えることになります。
正しい姿勢を保つためには、背筋、腹筋、腹斜筋(この3つをあわせて体斜筋といいます)が背骨を前後から支えています。
こうした体斜筋を鍛えることによって正しい姿勢が保て、腰痛の予防、改善、股関節、肘関節、足首の関節や緩みの予防、軽減につながります。
具体的な運動方法を紹介していきます。
~~~1、足の筋肉を鍛える運動~~~~
・スクワット~足を歩幅より少し広めに開き、つま先をひざの方向をそろえます。かかとが浮かないように注意しながら、ひざの角度は90度より広めに1~4まで数えてもとに戻る。
この間、腹部と背中の緊張を保って背筋が丸くならないようにする。10~20回を1~2セット。
・高齢者、体力に自信のない人向き~
いすにすわり、片足ずつかかとを押し出すように足を伸ばし、太ももの緊張を5秒間保ってもとに戻す。左右交互に行なう。左右10回を1セット。
・踏み出し~肩幅程度に足を開いて立ち、ひざが90度くらいになるように足を前方に踏み出し、もとに戻る。左右交互に20回。
・かかとあげ~体全体を押し上げるようなつもりでふくらはぎ意識を集中してかかとを上げ下げする。20回。
・足を後方にあげる。腹部に力を入れ、お尻に意識して集中しながら、ひざをなるべく伸ばして後方に上げる。左右交互に20回。
次回は胸、腕の筋肉を鍛える方法。と腹筋を鍛える方法を紹介します。