めっきりあたたかくなり、体を動かす最適な季節となりましたね。
冬季オリンピックが終わったら、プロ野球の開幕、またゴルフの石川 遼さんの活躍などスポーツのニュースも賑わってきました。アスリートたちの活躍は親子2代でその活躍をみることも多くなってきました。優れた運動能力って、優れた遺伝子が引き継がれているのかなって、疑問に思うことありませんか?
運動のセンスは、運動の機会があれば身につくものなのです。人間の器用さやリズム感を担う神経系の発達は
出生後から急速に発達します。
この時期、乳幼児期は、基本的な運動動作を身に着けるのに適しています。さまざまな動きを体験することにより巧みな動きができるようになるのです。
この頃に運動する機会を多くとることが大切です。
運動するといっても難しく考えることはありません。ボール遊びや鬼ごっこなど遊ぶことで、バランス感覚や回転の感覚が身につきます。
4歳くらいまでは大人の真似をするのが楽しい時期。大人が、やってごらんとせかすのではなく、
「楽しそうだね、やってみようか。」
と一緒に動かすと子供のやる気は違ってきます。
一緒に遊ぶことが重要といえます。
神経系は生まれてからいちぢるしく発育し10歳前後になるとほぼ完成に近づきます。一度その経路が発達すると大人になってもほとんどかわらないため、この時期は身のこなしをみにつける時期です。
たとえば自転車に何年も乗らなくてもいつでもスムーズにのれるのはそのため。
この時期(児童期)は、ボールや道具を使って遊んだりすることによりバランス能力や反射神経を身につけ神経回路に多種多様な刺激を与えることが大切なのです。
遺伝によって伝わるのは、筋肉の質やつき方、筋肉の強い、反応がはやいといった形態的なものです。
しかしながら、それら遺伝子だけですべてが決まり、一流のアスリートになれるわけでなく、あくまで遺伝的要因は一流になるための一要素でしかありません。
運動に親しむ環境や運動への取り組みなどが大きな影響をあたえているのです。