　15日は記念碑台のガイドハウスの当番であった。天気が良いのでいつもなら住吉から歩いて登るのだが、昨日の有馬富士公園では夕立が来ていた。今日ももしかしたら来るかもしれないという言い訳をして車で登った。まあ、こう暑くては歩く気にならない。

　9時20分に記念碑台に到着。ちょうど駐車場が開いたので車を止めAコースの下見をする。昨日の有馬富士公園と同様、セミがまだ鳴いている。ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシは有馬富士公園と一緒だ。こちらはさらにエゾゼミも鳴いている。ただ、エゾゼミは夏場よりやや弱めの鳴き声であった。セミの声を聴き菜から歩くと駐車場ではタマアジサイが頑張って咲いている。

　開花時期は違うがヤマアジサイと花だけで区別することは私には難しい。でも、このつぼみがあればしっかりとわかるのがうれしい。

　壁にはツタウルシが張っている。まあ、無理に触る人はいないだろう。

　駐車場奥の下り階段にはゲンショウコが咲いている。六甲山本来のアカバナと、どこからか入ってきた白花が混在している。雑種もあるということだが分からなかった。

　道を進み二つ池へ降りる。水はたっぷりである。

モリアオガエルがササの葉についていないか少し探したがまったくみつからなかった。階段を下ると壊れかけている木橋に着く。当然のことながら以前より破壊が進んでいる。板の腐食が目立つ。踏み抜きそうで板の上は歩けない。

道に草刈りが入っていて歩きやすいが見るものがない。ヤマジノホトトギスを探したが見つからなかった。

今年はサルナシが豊作みたいだ。たっぷりと実をつけている。

　カメムシのような虫がいる。調べてみるとキバラヘリカメムシというらしい。カメムシもいろいろな種類がいるものだ。

　このあたりでガイドハウスへ戻る。今日はYさんとTさんが相棒である。10時30分からのガイドはYさんと私で高山植物園の方へ行く。日影が多くて涼しいが花はあまり咲いていない。ブナとイヌブナの見分け方をYさんに教えていただいた。葉脈の主脈の裏側に毛が生えていたらイヌブナだという。ブナは毛が生えていない。

1時間ほどで案内を終えてガイドハウスへ戻る。ミーツアートの作品を見に行く。まずは一つ目。

何がいいのかよくわからない。

二つ目。

これは何だ???。説明版を探す。

「風で動く模型」とあるが、風が吹いていないのでピクリとも動かない。

私には芸術は向いていないようだ。

午後になるとツユクサが勤めを終えて眠りに入る。

私たちものんびりと過ごして家へ帰った。

9月の記念碑台